遺体からキノコが生える!? 世界の“エコ葬”が色々すごい
「アメリカでは、3時間ほどで薬品を使って遺体を溶かしてしまう『リソメーション』という方法が提案されました。火葬と違って二酸化炭素を発生させないので、有害物質を抑えられる画期的な提案であるとされ、すでにアメリカで処置を受けている人もいるといわれています」(前出・葬儀関係者)
リソメーションとは、『人体の生まれ変わり』という意味を持つ「リソーマ」というギリシャ語からきている造語。薬品をかけられた遺体は、なんと骨と、茶色がかった液体に変わってしまうという!この葬送方法に使用する機械を創設したのは、スコットランドに本社を置くリソメーション有限会社。創設者である化学者のサンディー・サリバン氏は自身のホームページでこう述べている。
「135年以上前、火葬を葬送方法として定着化させるべきと提唱されたときも、人々に完全に受け入れられるまでに相当な説得を要しました。リソメーションは、革新的ではありますが、使用するエネルギーを大幅に抑え、温室効果ガスもカットしています。環境への配慮が叫ばれているいま、もう一度葬送方法を変えるべき時代に突入しているのです」