スマホの「チャット浮気」にアルコール依存と同じ禁断症状
と話す。クリニックを訪れる主婦も増えているという。自覚して来院するケースもあるが、「家族に目もくれない状態なので、子どもが放置されることが心配で……」と、夫が相談に来るケースもあるそう。
「アルコールやギャンブルなどと同じで、手元にスマホがなくなると禁断症状が出るケースも。対処法も含めて、家族で取り組むことが大切です」(墨岡先生)
それにしても、なぜスマホ廃人が増えているのか?墨岡先生はこう分析する。
「来院する方の多くが『バーチャル世界のほうが楽しい』と言います。日常生活では得られない称賛を受けたり、自分が多くの人に影響を及ぼす存在になれたりする世界に惹かれるのでしょう」(墨岡先生)
また廃人化を防ぐために、石川さんはこんな提案を。
「ベッドには持ち込まないとか、外出から戻ってきたら、1時間は玄関に置くなど、スマホから離れる時間を作ることも大切です。
不安を感じている人は、1日に何時間使用したかを1カ月だけでも記録してみましょう」(石川さん)
自分の利用状況を客観的に見ることで、「使いすぎ」