桃井かおり 熟年婚してわかった“夫に甘える妻の幸せ”語る
親同士も仲よくて。何十年も会っていなかったけどロスで再会しました」
長年、独身生活を謳歌してきた桃井さんが、結婚に踏み切ったのはなぜなのか。
「その後付き合うようになって『一緒に住んでます』って、彼のお母様に報告に行ったら、『結婚するの?』とか『お墓に入ってくれるの?』とか聞かれてね。最後に、『夫婦ってね、老後がいいのよ』って言われたんです。その一言が、心に染みて。ちょうど、人と人とのつながりを求めていた時期だったからかもしれない。そのとき初めて、そうか籍を入れるのか、って“結婚”を意識し始めたんです」
桃井さんは、夫との出会いを“運命”だと感じている。
「私、自分ひとりでも食べていけるくらいの財力はあったし、ボーイフレンドもいたから、いままで結婚する必要性を感じたことがなかった。
ずっと一緒にいたら疲れるから、さっさと家に帰ってくれる人のほうがラクでいいな、って。別れた人たちとご飯を食べられる女でしたから。前に付き合った人を並べて『いまの彼です』って紹介したこともあった。