小池百合子都知事 都議選女性候補走らせた「勝利のグリコ指令」
“旧体制を壊す”――そんな“特命”を、小池代表から受けたのだと語る。
小池都知事が登場すれば数千人も聴衆が集まるが、通勤ラッシュの時間帯に足を止めて聞いてくれる人はまばら。選挙戦終盤の夕刻、東京メトロ東高円寺駅前で枯れた声を振り絞るのは杉並区で出馬した茜ヶ久保(あかねがくぼ)嘉代子さん(41)。
「日本IBMに勤務後、’15年にキャリアアドバイザーとして独立した私は、’09年に長女(7)を出産した“働くママ”の1人です。働きながら子育てできる社会をつくります」
期間中ずっと「休職して手伝ってくれている」という外資系コンサル会社社員の夫・友人さん(41)の愛のサポートで乗り切った選挙戦での、小池前代表からの言葉とは――。
「『仕事をしている立場で、子育ても頑張っている。そんな女性の活躍できる社会作りをしましょう』とおっしゃってくれました。選挙に初めて出馬した私に『最後まで気を抜かないようにね!』と激励も。
“待機児童ゼロ”は、ただ単に保育施設を増やせばいいわけではない。