70代で地方移住…女優・山本陽子が送る“終活主婦業”
連れ合いがいたりすると、生活のペースを相手に合わせなければならないし、自分だけでは決められないこともあるでしょう。夫婦で仲よく年老いていく幸せもあれば、何事も自分で自由に決めることができるという幸せもあります。私の人生の流れには、結婚はありませんでしたが、いまはこれでよかったのだと思っています。誰しもがそれぞれ、自分が過ごしやすい生き方を探し、それを貫くことがいちばんなんじゃないでしょうか」
移住してからもずっと映画や舞台、ドラマなど仕事のオファーは途切れることはない。
「きっと『この年齢でこんなスケジュールはとても無理だわ』と、やめてしまう方もいるでしょう。でも私は体力も気力も充実していますから、恐れることなく、女優としての挑戦を続けています。女優業でも日常生活でも、これからどんな発見をするのかを楽しみにして、前だけを向いて生きていく。それが私にとっての終活なのです」
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