くらし情報『「いい役がくればやりたい!」大路三千緒さん不屈の女優魂』

2021年1月20日 19:31

「いい役がくればやりたい!」大路三千緒さん不屈の女優魂

姪の葦笛るかさんも元タカラジェンヌ(撮影:西松 宏)

姪の葦笛るかさんも元タカラジェンヌ(撮影:西松 宏)



元・タカラジェンヌで、女優としても活躍した大路三千緒さんが亡くなった。100歳だった。各メディアによると昨年11月、脳こうそくで倒れた大路さん。1月12日に息を引き取ったという。

1920年生まれの大路さんは、39年に宝塚歌劇団の初舞台を踏んだ。在団中も56年の映画「世にも面白い男の一生 桂春団治」や79年のドラマ「阿修羅のごとく」に出演。80年に定年で退団した後も83年の連続テレビ小説「おしん」や90年の大河ドラマ「翔ぶが如く」(すべてNHK総合)などで印象に残る演技を見せた。

大路さんの死を悼み、ネットでは《『おしん』での心優しいおばあちゃん役の姿が、とても印象に残っています》《表現を通じて、私達を楽しませ、考えさせてくださってありがとうございました》《大往生でしたね。
ご冥福をお祈りします》との声が上がっている。

「大路さんはタカラジェンヌOGの中で最高齢。伝説のシャンソン歌手・越路吹雪さん(享年56)とは同期という間柄でした。大路さんは公演の合間を縫って外部仕事に精を出していたので、多忙な日々を過ごしていたと聞きます。

退団以降も後輩育成に携わり、90歳まで演劇指導を行っていました。

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