衆院選投票に行く前に…各党「公約」ちゃんと把握してる?
また『知る権利』を明確に定めるという部分は、『情報公開の必要性』を憲法に明記してはどうかという提示です」
「教育無償化」「道州制」などに触れている日本維新の会(松井一郎代表、52人立候補)の改憲への姿勢はーー。
「9条改正の必要性について『国民の生命・財産を守るため』と目的を添えているのは、『北朝鮮などの有事がいつ起こるかわからない』という昨今の現実を鑑みて、万一のため『憲法の条文として明確化』を目指したいのでしょう。これに対し、9条改正には反対だけれど、それ以外の条文の議論はしてもいいというのが、立憲民主党のスタンス。さらに、共産党(志位和夫委員長、243人立候補)は、『現行憲法をすべて守る』という完全護憲派です。しかし、「現実的なのか」という批判もある。党が『自衛隊は違憲』としているため、政権を取ったときには現状と矛盾が生じます」
また、日本のこころ(中野正志代表、2人立候補)は、「保守」の立場で、目玉の政策として「自主憲法の制定」などを公約に掲げている。逆に「改革」の立場の社民党(吉田忠智党首、21人立候補)は、「憲法を変えさせない」