自然災害にも負けない!バヌアツ「女子ビーチバレー」来日奮闘記
(ロティさん)
五輪切符を逃したバヌアツ代表に、国民はすっかり意気消沈。しかし「次こそは実力でオリンピックに」と選手たちは燃えた。それを見て相川さんはスポンサー探しに奔走するなど、応援を続けている。
「ロティとティニーは次世代のホープだし、先輩格の2人も現役続行中。チャンスはあると思う。でもねー、予算が足りないんですよ」(相川さん)
オリンピック出場には、国際大会で好成績を収め、多くのポイントを獲得しなくてはならない。しかし、実力はあっても、遠征予算がなかなか捻出できない。今回は相川さんの奮闘もあり、なんとか隣国ニューカレドニアの航空会社「エアカラン」から航空券の提供を受け、日本までたどり着けたが……。
「問題は宿。大会中は、選手は主催者が用意したホテルに泊まれた。でも、帯同スタッフはこちらで宿を確保しないとダメ。予算が足りず、カップルでもない男女2人のコーチに1つのツインルームで我慢してもらって。大会前後の練習期間の宿は選手も自腹でした。ロティとティニーも狭い部屋に2人で」(相川さん)
少し申し訳なさそうに話す相川さんだが、選手たちはケロッとしたようすでこう語る。