「“ひきこもり女子会”で勇気と仲間得た」…参加者密着ルポ
特にひきこもりの女性は、父親や学生時代の教師との関係にトラウマがあるなど、男性恐怖症の人も多いのです」(恩田さん)
そうした経緯があり、UX女子会は“男子禁制”に。同じ経験をした女性が安心して集まり、ゆっくり語り合える場所を目指しているという。会の基本構成は、第1部が主宰メンバーの体験談、第2部が交流会。第2部はひきこもりを含む生きづらさを感じている当事者しか参加できない。10月初旬に東京・表参道で行われた会の第1部に、本誌女性記者が密着した。
14時、UX女子会がスタート。81人もの人が集まり、会場は満席。この日の第1部は、主宰メンバーの林恭子さんが出演したDVDの観賞会だ。
林さんが高校時代からひきこもりになった経緯や、トラウマとなっていた母娘関係について語る映像が流された。
「私たちの体験談を聞いてもらうのは、同じ経験をした者同士なのだと改めて認識してもらいたいから。第2部で皆さんが話をしやすくする狙いもあります」(恩田さん)
休憩を挟み、第2部の交流会に突入したが、取材はNG。ここでは「親子関係」