くらし情報『なぜ都合悪いことは聞かない?“困った年寄り”行動の原理』

2017年11月3日 16:00

なぜ都合悪いことは聞かない?“困った年寄り”行動の原理

私は気に入らないってこと?」(50代女性)

あるあるな話だが、「お母さんは“聞こえないフリ”しているのではなく、そもそもお嫁さんの話が聞こえていないのです」と、平松先生。

「70代では半数近くが、80代以上では70%以上が難聴というデータがあります。60歳以上になると、とくに女性が発する高音域の音は、“低い音”に比べて約1.5倍大きくないと聞き取れません」(平松先生)

私のことが気に入らないのね、と気を悪くすることなかれ。耳の老化で難聴になっているだけなのだ。では、お年寄りに聞こえるように話すコツはあるのか。

「低い声で、ゆっくり、正面から話すこと。補聴器をつけるのも効果的です。ただし、メガネとちがって、補聴器をつければすぐ聞こえる、というものではなくて、慣れるまでに時間がかかります。
自分の耳に合うまで、5〜6回は購入したところで調整してもらいましょう」(平松先生)

【信号が赤でも、ゆっくり渡る】

「うちの母(85)は、信号が途中で赤に変わっているのに、堂々とゆっくり歩くんです。

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