「トランプ止められるのは日本人…」アル・ゴア元副大統領が緊急提言
日本にも、エコブームを巻き起こした。
しかし、ゴア氏が語るようにその後も地球環境は悪化の一途。なんとか歯止めをかけようとする活動を追ったドキュメンタリー映画『不都合な真実2:放置された地球』が11月17日に公開。今回の映画の中では、ゴア氏がアメリカのマイアミで起きた大洪水の中を、長靴を履いて視察するシーンや、フィリピンのタクロバンを襲った巨大台風の被害者に話を聞く様子などが収められている。
「いま私たちが直面している、こうした気候変動は、もう何十年も前から科学者たちが予測していたことなのです。石炭を燃やすことで汚染が広がったり、温室効果ガスが排出されて地球が温暖化し、自然災害が増えたりすれば、これに対処するために莫大なコストがかかります。そう考えれば、おのずと合理的な判断ができるはずなんです」
トランプ大統領により危機が増している地球温暖化は、日本人にとっても人ごとではないと、ゴア氏は警告する。
「いまより平均気温が1度上昇するだけで大変な事態ですが、4度上昇すると、日本だけで3600万人も移住しなければならない。
東京だけでも、1兆ドルの資産が失われるリスクがあるのです。