日馬富士“10年来の恩人”が明かす「暴行騒動と真逆」の顔
「これまで60回以上一緒に飲みにいっていますが、彼が酔って暴れたことは一度もありません。事件発覚直前の11月9日にも、博多で一緒に食事をして、夜12時までカラオケで盛り上がりました。そして九州場所2日目の13日朝には『今日から気合入れてとります(=勝ちます)先生』と、前向きなメールが来ていたんですが……」
そこに突然、暴行報道が飛び込んできたのだ。いったい彼に何があったのか――。
「私のよく知る日馬富士は、人を平気で殴るような男ではありません。もちろん暴力は絶対に許されない。でも、そこに至るまでによほどの出来事があったと思えてならないんです。というのも、彼は以前からひと一倍正義感が強い。
06年に亡くなった元警察官の父親が『人のためになれ、世のためになれ』と教えてきたそうです。彼はそれをずっと忠実に守っていました」
彼が大切にしてきたのは、正義感だけではない。
「彼はよく『相撲は国技で、神の前で行う神事。いい加減な気持ちでやってはいけない』と言っていました。また、モンゴルでは縦社会の文化が希薄なのですが、『日本の上下関係や後輩が先輩を敬う文化に感銘を受けた』とも。