「菅田将暉は憑依型俳優」関係者驚かせた撮影現場の豹変ぶり
「いま20代でもっとも勢いのある俳優は?」と問われれば、まっさきに名前が挙がりそうなのが、菅田将暉(24)だ。10月に公開された主演映画「あゝ、荒野」で親に捨てられた少年院帰りのボクサー・新宿新次を演じたかと思えば、現在公開中の「火花」ではお笑い芸人顔負けの漫才を披露している。
「菅田さんは“憑依型”の俳優です。映画やドラマの撮影が始まると、徹底的に役になり切ってしまう。それはプライベートでの性格が変わってしまうほどです。『あゝ、荒野』の撮影中は徹底的にボクシングのトレーニングを積んで、プロのような食事制限もしていました。もともとサッカーやアメフトの経験があって、運動神経はいい。驚くほど吸収が早く、周囲を驚かせたんですが……。
それ以上にびっくりしたのが、カメラが止まっているところでも、完全に主人公の新宿新次になり切っていたことです。静かに撮影を待っている菅田さんには、近寄りがたい雰囲気があった」(映画会社関係者)
菅田は「キネマ旬報 2017年10月下旬号」で「あゝ、荒野」の撮影中の心境をこう語っている。