GENKINGが語る「セレブ生活は女性を隠すための防衛術だった」
普段着としてはいていたスカートやワンピースも禁止。メディアに出れば出るほど“偽り”の時間は増えていき、そのギャップに必死に耐えていました。そして、本来の姿に戻りたいという葛藤にさいなまれ……」
GENKINGとしては、ゴージャスな暮らしぶりも求められた。その当時を、彼女はこう振り返る。
「仕事だからやるしかない。世の中には男性と女性しかいない。でも私はどっちでもない――。ベッドに入っても頭の中に嫌なことしか浮かんでこない。
死にたい、消えたい
……と思うようになっていました」
そんな彼女だったが、“女に生まれ変わった”今やっと“本当の自分”を語れるようになったという。
「私の中でこれまでの人生は偽り、嘘でした。本名が沙奈になった今振り返ると、まるで別人か、前世の記憶のよう。今は毎晩、悩み苦しむことなく眠りにつける幸せをかみしめています」
菜々緒主演『無能の鷹』ついに今夜最終回 ラストも脱力の泣き笑い回に