“努力惜しまない天才”羽生結弦 奇跡の復活にあった3つの秘策
だがそんな動けないなかでも、彼は着々と準備を進めていた。13日の会見で、こう語っている。
「学ぶ機会がなかったことを、たくさん学べたと思います。陸上でのトレーニングや考えることも、たくさんできました」
はやる気持ちを必死に押さえながら、リハビリやマッサージを徹底的に行ってきた。イメージトレーニングを何度も行い、備えてきた。そして復活への秘策も用意していたという。
「羽生選手はシューズを“改良”していたようです。今年1月、彼はシューズ開発チームに相談をしていたといいます。
そこで調整を行うことで、より足首に負担がかからないようにしていたそうです」(フィギュア関係者)
さらに羽生は“先輩”金メダリストの荒川静香(36)と極秘に連絡を取り合っていた。
「現在、荒川さんは『日本スケート連盟』の副会長。平昌入りしていた彼女に“視察”をしてもらっていたのです。荒川さんは現地で、ライバル選手のコンディションや試合会場の状態を調査。それらをトロントにいる羽生選手へ伝えていたそうです。