北川景子 映画100本落選…自暴自棄時代救った映画監督とは?
そうだ。しかし事務所に勧められたので、大切な授業を休んでまで会場に向かったが――。
「(オーディションの)時間がすごく延びていて、授業を受けた後に来ても間に合う時間だった(笑)」
「授業を受けておけばよかった」という後悔で“自暴自棄”になってしまったそうだ。
オーディションが始まってからも「ブルー」だったという北川。森田芳光監督(享年61)から「『俺のこと誰だか分かる?』って聞かれても、『分かりません。私に自己紹介してください』みたいな受け答えをしてしまった」と明かしている。しかし監督は「森田です」と答えたそうだ。
「『君は何で今、不機嫌なの』って(笑)。
脚本について意見を聞かれて、『この役は私じゃないと思います』って言ったら別の役(“夕美”役)をやることになったんです」
北川はそれ以来「『この子だったら合う』って、“人”としてキャスティングしてくれた」と、森田監督を尊敬するようになったそうだ。
「そうやって幅広くキャスティングしてるから、本当に映画を愛してるんだなって」