故・森田芳光監督『家族ゲーム』や中江裕司監督『ナビィの恋』など数多くの作品をプロデュースした、映画プロデューサーの佐々木史朗(本名:佐々木正路・ささきまさみち)さんが、4月18日に肺がんのため死去した(享年83)。27日にオフィス・ シロウズの公式サイトを通じて訃報を伝えた。佐々木さんは1939年1月22日、大連生まれ。『新劇団自由舞台』(後の『早稲田小劇場』)での活動、TBS勤務を経て、1970年東京ビデオセンターを設立。1979年、日本アート・シアター・ギルド(ATG)の代表に就任、大森一樹、長崎俊一、森田芳光ら自主映画の作家たち、また井筒和幸や根岸吉太郎といった新進気鋭の若手監督たちの作品を次々とプロデュースした。1993年、オフィス・シロウズを設立。中江裕司や李相日、西川美和、沖田修一など、才能ある若い作り手を世に送り出し続ける。2011年、故・今村昌平監督の念願であった日本映画大学を設立し、理事長に就任(2018年退任)。2017年、東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)にて『映画プロデューサー佐々木史朗』特集が3週間にわたり開催される。2018年、半自伝と日本映画界の変遷を綴った『時の過ぎゆくままに』を上梓。2004年に日本アカデミー賞協会特別賞、2018年に文化庁創立50周年記念表彰、2019年に文化庁映画賞(映画功労部門)を受賞。なお、佐々木さんの生前の遺志により、近親者のみで葬儀が執り行なわれ、後日『お別れ会』を予定している。■主なプロデュース作品(ATG)1980年:「ヒポクラテスたち」(大森一樹作品)1981年:「ガキ帝国」(井筒和幸作品)、「遠雷」(根岸吉太郎作品)1982年:「転校生」(大林宣彦作品)、「九月の冗談クラブバンド」(長崎俊一作品)、「TATTOO〈刺青〉あり」(高橋伴明作品)1983年:「家族ゲーム」(森田芳光作品)1984年:「人魚伝説」(池田敏春作品)、「逆噴射家族」(石井聰亙作品)、「さらば箱舟」(寺山修司作品)■主なプロデュース作品(オフィス・シロウズ)1993年:「空がこんなに青いわけがない」(柄本明作品)1996年:「ロマンス」(長崎俊一作品)1997年:「20世紀ノスタルジア」(原將人作品)1999年:「ナビィの恋」(中江裕司作品)2002年:「コンセント」(中原俊作品)、「笑う蛙」(平山秀幸作品)、「ごめん」(冨樫森作品)2003年:「ホテル・ハイビスカス」(中江裕司作品)2005年:「カナリア」(塩田明彦作品)、「スクラップ・ヘブン」(李相日作品)2006年:「闇打つ心臓 Heart, beating in the dark」(長崎俊一作品)2007年:「フリージア」(熊切和嘉作品)、「恋するマドリ」(大九明子作品)、「やじきた道中てれすこ」(平山秀幸作品)2012年:「キツツキと雨」(沖田修一作品)、「夢売るふたり」(西川美和作品)2013年:「許されざる者」(李相日作品)2015年:「岸辺の旅」(黒沢清作品)2016年:「モヒカン故郷に帰る」(沖田修一作品)2020年:「君が世界のはじまり」(ふくだももこ作品)著書2018年:「時の過ぎゆくままに」(ワイズ出版)
2022年04月27日「第43回ぴあフィルムフェスティバル in 京都」が1月16日(日)まで京都文化博物館にて現在開催中だ。この中でいよいよ1月15日(土)に「森田芳光70祭」が行われる。「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、1977年にスタートした映画祭。メインプログラムは、第1回より続く自主映画のコンペティション「PFFアワード」。入選者の中から、これまでに森田芳光、黒沢清、園子温、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子、石井裕也監督など160名を超えるプロの映画監督を輩出し、新しい才能が集う場所として広く認知されるようになった。今回で43回を数える「ぴあフィルムフェスティバル」は、2021年9月の東京開催に続き、4年ぶりの京都主催開催が実現。開催は1月8日(土)~16 日(日)、11 日(火)の休館を挟んで8日間。会場は、京都が育んできた歴史と文化を継承し、映画発祥の地として新たな人材を発掘する場を提供する京都文化博物館のフィルムシアターで関西初上陸、未配信作含む23監督49作品が届けられる。森田芳光監督は今回上映される『ライブイン茅ヶ崎』で 1978年の「第2回PFF」で入選後、『の・ようなもの』で鮮烈にデビュー。没後10年となる昨年から各地で開催中の「森田芳光70祭」が、第43回PFF東京開催に続き1月15日(土)に京都でも実施される。前述の『ライブイン茅ヶ崎』や『の・ようなもの』に加え、『(ハル)』の3作品を上映し、プロデューサーであり公私に渡るパートナーの三沢和子がトークゲストとして登壇。さらに、追加ゲストとして、『ライブイン茅ヶ崎』『の・ようなもの』の上映後トークに、森田監督の熱狂的ファンであるライムスター宇多丸が登場することも急遽決定した。上映作品の中でも注目は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロイン役で話題となっている深津絵里主演の映画『(ハル)』。パソコンやメールを題材にした本作は、後に大ヒットしたハリウッド映画『ユー・ガット・メール』(1998年)より3年近く早く公開されたことでも話題となった。透明感溢れる美しさと確かな演技力でみせる深津絵里さんの記念すべき映画初主演作品、ぜひこの機会にスクリーンで鑑賞してほしい。■企画情報第43回PFF in 京都「森田芳光70祭」1月15日(土)11:00~『ライブイン茅ヶ崎』監督:森田芳光1978年 / 85 分 / カラー出演:青木真巳、石井保、三沢信子茅ヶ崎で生まれ育った湘南ボーイ達の飾り気のないリアルな日常が、独特のリズミカルな構成で綴られる、瑞々しい青春映画。森田監督の最後の 8mm 映画であり、商業映画へのステップとなった記念碑的作品。1月15日(土)14:00~『の・ようなもの』監督:森田芳光1981年 / 104分 / カラー出演:秋吉久美子、伊藤克信、尾藤イサオ古典落語の修業に励む二ツ目の落語家の恋と青春を描いた、森田監督の鮮烈な劇場映画デビュー作。35mm 長編映画を自主制作するという、まさかの挑戦に話題沸騰。軽快でスタイリッシュ、そして愛らしい夢の映画だ。1月15日(土)17:00~『(ハル)』監督:森田芳光1996年 / 118分 / カラー出演:深津絵里、内野聖陽、戸田菜穂パソコン通信によって見知らぬ男女が出会い、恋が生まれるまでを描いたラブストーリー。96年当時、まだ一般化していない「メール」を世界で初めて取り入れた。メール特有の距離感や心の繋がりが、今だからこそより鮮明に伝わる。
2022年01月12日有村架純が主演、6年ぶりの映画出演となる森田剛が共演する映画『前科者』。この度、有村さん、森田さん、メガホンをとった岸善幸監督のスペシャル対談が実現、映画コメンテーターのLiLiCoが3人の本音に迫った。さらに、本作のストーリーを紹介する特別映像と、キャラクターを紹介する特別映像、新たな場面写真も解禁された。Q:完成した映画を観て有村:脚本を読んだ時の方がすごく苦しかったです。演じている時も(森田さん演じる)工藤誠のことを思って、ひたむきに泣いたり笑ったり怒ったり、人のために自分の心が動かされていく日々でしたが、完成した映画を観た時に希望を感じる作品になっていて、びっくりしました。森田:涙が出ました。悲しいという気持ちよりも浄化される涙で、観終わった後、すっきりしました。岸:保護司って元受刑者を更生させる、つまりやり直しをさせる役割があるんですが、人間としてやり直すということは一体どういうことなんだろうと。『前科者』を観ると分かるんじゃないかと。Q:初共演の印象有村:初めて(森田さんの)目を見た時に「なんて優しい目をしているんだろう」と思って。それだけでいい人なんだろうなって、全部分かっちゃうくらい。森田:公園のシーンで、カメラチェンジの時に僕はその場から動きたくなかったんです。先生(=有村さん)を見たら、先生も動かないで(一緒に)ずっといてくれて、嬉しくなっちゃったんですよね(一同笑)Q:描こうとしたこと森田:「生きる」ということをすごく感じます。いつ死ぬか、何があるか分からないし、だからこそ一瞬一瞬がキラキラするというか。優しいけど力強い映画なので観ていただけたらと思います。有村:罪を犯すということは肯定できることではないですけど、一生懸命生きようとしている人たちを生きづらいようにする資格は自分たちにはないですし、(元受刑者も)温かい世界で生きていけるような世の中になってほしいなと思います。さらに、本作のストーリーを紹介する特別映像と、演じた役について、有村さんや森田さん、磯村勇斗がインタビューに答えてキャラクターを紹介する特別映像も解禁された。犯罪者や非行少年の更生を助ける保護司・阿川佳代を演じる有村さんは、「ある過去の出来事と共にずっと生きている人なんですけど、阿川自身がその過去にすごくこだわりを持っていて、だからこそいつまでも自分が存在する価値を探し続けていて、存在価値をきれいな心で関われる保護司というところで自分を肯定している複雑な状況を抱えた女性です」と解説。そんな保護司・阿川のもとで社会復帰を目指す保護観察対象者・工藤誠を演じているのが、森田さん。「(工藤)誠に限らず、出てくる人がみんなそれぞれトラウマを背負って戦っている人たちが描かれていますし、少なからず自分もそういう思いをもって生きていると感じている」とコメント。阿川の中学時代の同級生であり、失踪した工藤を追う警視庁刑事・滝本真司を演じる磯村さんは、「(阿川)佳代との過去を押し殺して大人になってきたので、怒りとか苦しみとか憎しみとか複雑な気持ちを背負いながら、それを感情として出すのではなく、ずっと心の中で押し殺しながら、加害者を捕まえることにまっすぐ進んでいく(役です)」と語った。また、追加の場面写真からも、キャラクターの関係性やストーリーが垣間見える。主人公・阿川(有村さん)は、犯罪者や非行少年の更生を助ける保護司。阿川の最初の対象者で、いまは更生し便利屋を営む斉藤みどり(石橋静河)との交流や、半年前から担当している殺人犯の工藤誠(森田剛)を無事更生させることが念願であり、工藤の保護観察期間もあと2週間で満了するところまできていた。月に二度ある定期報告の面談だが、この日は公園で行うことに。保護観察が満了したら、お祝いに工藤がかつて母親や弟と行った思い出の店でラーメンを食べようと約束する2人。工藤から「どうして保護司をしているのですか?」と尋ねられた阿川だが、「私も、いろいろありましたから…」と受け流す。阿川も明らかに心に大きな傷を抱えていた。そんな中、交番の巡査部長が何者かに拳銃を奪われ重傷を負う事件が起きる。刑事の滝本真司(磯村さん)と鈴木充(マキタスポーツ)が捜査を始めるが、何の手掛かりも得られぬうちに、さらに別の殺人事件が起きてしまう。最後の定期報告の日、約束の時間になっても工藤は現れない。いったい工藤に何があったのか?ちぎれそうな心でコンビニのレジに立つ阿川の前に刑事の滝本が現れる。「工藤誠を探している」と滝本に言われ、阿川は愕然とする。2人は中学校の同級生だった。滝本との再会は、阿川が心の奥深くにしまっていた過去の出来事を甦らせていく。再び警察に追われる身となった工藤は、いったいどこへ消えたのか?彼を信じてその更生に全力を注ぎ奮闘する阿川。保護司と前科者、2人がたどりついた先に見える希望とは…。非常勤の国家公務員ではあるが報酬は一切ない保護司。それでも罪を犯した者たちの更生に寄り添う阿川。出所後は真面目に社会復帰を目指して頑張っていたが、壮絶な過去にまつわるある出来事をきっかけに忽然と姿を消してしまう工藤。阿川の中学時代の同級生で、彼こそが阿川が保護司になった理由に深く関係している滝本。本作では、心の傷と消せない過去を持った人々が、希望を見出し再生していく姿を描いていく。『前科者』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。ドラマ版「前科者」はWOWOWオンデマンドにて配信中(無料トライアル実施中)/各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:前科者 2022年1月28日公開© 2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
2021年12月28日森田産業株式会社(本社:島根県出雲市、代表取締役社長:森田 公雄)がメンテナンスや保管が不要なガスファンヒーターレンタルサービスを展開いたします。森田産業では、ガスファンヒーターレンタルを「レンタル→返却→リユース」のサイクルで繰り返すことで多くのユーザーに利用していただいています。全ての製品は社内のスタッフでメンテナンスをし、自社では修理が難しい故障でもメーカー修理を行い廃棄せず使用しています。このサービスは現在、当社でガスを契約いただいている対象世帯の約20%で既にご利用いただいております。ガスファンヒーターレンタルサービスガスファンヒーター【サービスの経緯】一般の家庭の場合、特定の季節にのみ必要になるアイテムは、メンテナンスや保管が手間になることもあります。そこで必要なときだけ短期でレンタルすれば、お金や時間・場所の有効活用にもつながると考え、このサービスを開始しました。また、購入する前に試すことができれば「購入したものの思っていたものと違っていた」「買ってはみたもののあまり使わなかった」などといったもったいない買い物を減らすことができます。これにより資源の無駄使いを減らすことにつながります。ユーザーから見れば無駄な出費やメンテナンスの手間・保管場所の削減に、社会から見れば限られた資源の有効活用や環境保護にもつながっています。このガスファンヒーターのレンタルサービスは、私たちに求められているサステナブルな暮らしのなかのひとつになればと考えております。メンテナンス配達▼対象機種リンナイ SRC-365E〇暖房のめやす:木造11畳.コンクリート造15畳〇搭載機能 :おはようタイマー、おやすみタイマー、スポット暖房〇スイッチいれてわずか5秒で温風〇高さ440×幅440×奥行150(脚部207)mm〇ガス消費量 :4.07kw(3,500Kcal)〇安全装置 :不完全燃焼防止装置、転倒時ガス遮断装置、3/5/8時間自動消火装置、ロックスイッチ〇色 :ホワイトノーリツ GFH-5803S〇暖房のめやす:木造15畳.コンクリート造21畳〇搭載機能 :おはようタイマー、おやすみタイマー、スポット暖房〇スイッチいれてわずか5秒で温風〇高さ520×幅448×奥行175(脚部180)mm〇ガス消費量 :5.8kw(5,000Kcal)〇安全機能 :不完全燃焼防止装置、転倒時ガス遮断装置、過熱防止装置、停電時安全装置、過電流保護装置、3/5/8時間自動消火装置〇色 :ホワイト【会社概要】名称 : 森田産業株式会社代表者: 代表取締役社長 森田 公雄所在地: 〒693-0006 島根県出雲市白枝町238設立 : 1954年2月資本金: 2,000万円URL : LINE : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月23日森田剛11月11日、V6の解散以降初めての森田剛の姿にファンたちが歓喜の声をあげた。「インスタグラムのストーリーズに、タバコを吸いながら食事をしている剛くんが投稿されていたんです!無地のトップスに帽子をかぶったシンプルな服装でしたが、やっぱりカッコよかった。解散してから初めて見る剛くんが、こんなプライベートショットだなんて……!それに、投稿者にも驚きましたね」(森田のファン)11月1日の解散後、ファンにその姿を見せていたのは、ジャニーズに残ったメンバーだけだった。■クリエイターとの繋がり、宮沢りえの影響か「岡田准一さんと井ノ原快彦さんは、それぞれ映画のイベントに登壇していたり、三宅健さんはインスタグラムを開設。長野博さんと坂本昌行さんはひかりTVでの新番組がスタート。グループの解散後も、休むことなくそれぞれの活動を始めています。森田さんはジャニーズを退所し、俳優業に専念すると発表していますが、詳細がわからないままでした」(スポーツ紙記者)ストーリーズを投稿したのは、King Gnuの常田大希が主宰するクリエイター集団『PERIMETRON』のメンバーOSRIN(オスリン)だ。「OSRINさんは映像作家をしていて、King Gnu以外にもTempalayなど、若者に人気のバンドの曲のミュージックビデオなどを手がけています。森田さんと一緒に写っていた男性は、同じく『PERIMETRON』のデザイナー荒居誠さんです。荒居さんは、ロゴやCDジャケットのイラストワークを中心に担当しています」(動画編集者)なんとも意外な交友関係だが、新進気鋭のクリエイター集団との繋がりには、森田の活動をサポートする、妻の宮沢りえの影響があるのでは、という声も。「アートに造詣が深いりえさんは、絵画を鑑賞するだけでなく自ら描くこともあり、彼女の描いたモチーフがプリントされたアイテムが、『ヨウジヤマモト』で展開されたことも。さすがのセンスの持ち主ですから、最先端のクリエイター集団にも、アンテナを張っているのでしょう。設立した新事務所のロゴやサイトなどもまだ公開されていませんから、『PERIMETRON』が手がけていてもおかしくありません」(芸能プロ関係者)森田は、りえとともに新事務所『MOSS』を設立したばかり。来年1月には映画『前科者』も公開される。「舞台が中心になってくるとは思いますが、“俳優業”とひと口に言っても、ジャンルは幅広いですからね。まだ公表できない活動も多く控えているでしょうから、その打ち合わせも兼ねていたのかもしれませんね」(前出・動画編集者)これからどんな姿を見せてくれるか――。
2021年11月24日11月2日、宮沢りえ(48)と森田剛(42)が新事務所『MOSS』を立ち上げたと発表された。森田は前日、V6としての活動を終了させたばかり。ジャニーズ事務所も退所し、新天地でさらなる活躍を目指すことになる。さかのぼること今年3月、解散を発表したV6。当時、ジャニーズ事務所がマスコミ各社に送ったコメントで「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という訴えが森田からあったと明かしていた。「森田さんは’95年11月、V6のメンバーとしてデビューしました。以降、音楽活動のかたわら舞台を中心に役者業を邁進。故・蜷川幸雄さん(享年80)や宮本亞門さん(63)など、そうそうたる演出家とタッグを組んできました。もともと観劇にすら興味はなかったそうですが、次第に“演じること”にのめりこむように。その芝居力はV6のメンバーからも一目置かれていました」(事務所関係者)そんな森田の俳優人生を二人三脚で歩んできたのが、妻のりえだ。2人は’16年8月に上演された蜷川さんの追悼舞台『ビニールの城』での共演がキッカケで恋に落ちた。「2人とも蜷川さんに恩義を感じていたので、気合いは相当なものでした。そして、りえさんは森田さんにとって俳優の先輩。現場で彼はりえさんを頼りにしていましたね。普通なら演出家に相談するところでも、りえさんに相談。彼女も手取り足取り、弟をかわいがるみたいに面倒をみていました」(舞台関係者)■連名コメントで「表現者として志高く歩んでいきたい」2人の熱愛は16年10月、『週刊新潮』で報じられた。当時、本誌は沖縄旅行へと向かう2人の姿をキャッチ。機内ではりえが森田にもたれかかり、到着後も手をつなぐなどラブラブ状態だった。さらに’17年12月30日、本誌は都心にあるゴルフ練習場で2人を目撃。豪快なショットを決めたりえは喜びを隠し切れないまま、後ろのソファに座っていた森田のもとへ。少しかがむと、2人の顔が近づいていく。そして森田は目を閉じ、りえはそっと唇を重ねる――。まるで恋愛映画のような瞬間だった。2人は’18年3月に結婚を発表。「これからは家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたいと思います。そして、表現者として志高く歩んでいきたいと思っております」と連名でコメントを発表していた。「りえさんは“V6・森田剛”のファンでもありました。そこで他メンバーの奥さんたちともやりとりしていましたね。岡田准一さん(40)の妻・宮崎あおいさん(35)の妊娠が判明すると、『あおいちゃん、おめでとう!落ち着いたら、ご飯行こうね!』と連絡。“メンバー妻同士”の交流にも力を入れていたそうです」(テレビ局関係者)■りえというよき理解者とともに、森田は俳優業に専念森田を陰で支えるりえ。そして彼の事務所退所にも、りえの“一押し”があったという。「森田さんは退所に相当悩み、りえさんにも相談したそうです。それは結婚発表時、連名で《表現者として志高く歩んでいきたい》とコメントしていたことからもわかるように、お互いのことを俳優として尊敬しているから。だから、りえさんは森田さんの背中を力強く押したのです。そうして森田さんも退所を決断し、役者一本で勝負していく覚悟ができたといいます」(前出・舞台関係者)公私ともに寄り添う2人。夫婦であり“同志”でもあるのだ。「2人はオファーがあった際、お互いに台本や企画書をチェック。そして、“仕事を受けるか受けないか”を一緒に相談するのが夫婦のルールだといいます。新事務所『MOSS』の設立によって、さらに2人の“密度”は高まることでしょう。りえさんというよき理解者とともに、森田さんはこれから大好きな舞台をメインに俳優業に専念する考えだそうです」(別の舞台関係者)V6の解散コンサートで「これから自分を信じたい」と語った森田。りえとともに、信じる道を突き進む。
2021年11月02日森田剛11月1日、V6が26年の活動に終止符を打つ。「森田剛さんは、ジャニーズ事務所から退所することも決まっています。リーダーの坂本昌行さんは解散に反対していて、少年隊のようにメンバーが欠けてもV6の形は残しておきたいと考えていました。ですが、結局は森田さんの退所とともにグループも解散することになりました」(芸能ライター)森田がV6を離れる気持ちを固めた背景には、宮沢りえとの出会いがあった。「森田さんは2018年3月に宮沢りえさんと結婚。2016年に主演舞台で共演したことがきっかけで交際が始まりました。そのころから森田さんの舞台志向が明確に。もともと“自分の音楽がやりたい”“世界に出たい”という野望はなく、“今後は舞台に軸を置いていきたい”と話していたそうです」(同・芸能ライター)退所の決断を陰で支えたのもりえだった。「2010年にもV6解散の話が出たんですが、そのときは森田さんは反対派でした。今回もそうとう悩んで、妻のりえさんに相談したそうですよ」(芸能プロ関係者)お互いに俳優として尊敬し合っている森田とりえ。脚本を見せ合って夫婦で役作りについて話し合うこともあるというが、「役者として輝くりえさんを近くで見ていたから、森田さんもジャニーズ事務所を辞めて、役者一本で勝負していく覚悟ができたのでしょう」(同・芸能プロ関係者)■公私にわたってりえがサポート退所後、森田の芸能活動はどうなるのか。すでに“新窓口フラグ”は立っているようで……。「りえさんの個人事務所『エムツー企画』に移籍するといわれていますよ。この事務所には舞台関係に強いスタッフもいて、森田さんが望む仕事が入りやすくなるでしょう。しかも、公私にわたってりえさんも彼をサポートできるようになることも決定打になったんでしょうね。今夏ごろから水面下で話は進んでいたそうですよ」(スポーツ紙記者)愛妻家として知られる森田にとっても理想的な環境だ。「結婚後もデートする姿が何度もキャッチされているほどで、今もラブラブです。ただ、妊活していた時期もありましたが結果が出ず、りえさんは落ち込んでいたとも。だから森田さんも“彼女を支えたい”という気持ちが大きいんです」(同・スポーツ紙記者)演出家の故・蜷川幸雄氏が“天才”と評したほどで、森田は役者として評価が高い。「映画『ヒメアノ〜ル』ではサイコキラーという難しい役を演じきりました。ジャニーズを辞めたことで、役の幅は広がるでしょうから、これからは単館系のアート映画からもオファーがもっとくるかもしれませんね」(映画関係者)最強の演技派夫婦が共演する作品を見てみたい!
2021年10月26日お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢が7日、都内で行われた「令和3年度 自動車点検整備推進運動」記者発表会に出席した。国土交通省および自動車点検整備推進協議会は、9月と10月の2カ月間を「自動車点検整備推進運動」の強化月間とし、自動車ユーザーに対して自動車の日常点検や定期点検整備の必要性・重要性についての啓発活動を実施。その一環として行われた同イベントで、『秘密結社 鷹の爪』の戦闘主任・吉田君の従姉妹という噂の吉田勝子を起用したスペシャルムービーを初披露したほか、ゲストとして登場した森田がYouTubeで人気を博している"一発撮り風"の公開生アテレコに挑戦した。ステージに登壇するなり「何でこんなにお固いイベントに僕が呼ばれるのか意味が分からないんですけど」と困惑気味の森田だったが、「昨日一昨日とエロ番組の収録をしてました。ありがたいです」と満足げ。自転車の点検整備は「車を購入してから何となくの点検はできていますが、細かいところまでは行き届いていないかもしれません」と反省しつつ、実際に車の点検デモンストレーションを目の前にして「点検は結構皆さん見落としがちですが、やらなければいけないと思いました。今後は車に愛着を持って点検していこうと思います」とイベントを通じて点検の大切さを再確認した様子だった。車の点検にかけて「身の回りで点検したいことは?」という質問に「相方ですね。何分、荒くれ者ですので、もう少し点検しようかな」と笑いを誘いつつ、相方の東ブクロ以外では「ニューヨークの屋敷と仲が良いんですが、素行が良くないので点検した方がいいかな」と回答。その森田は最近行った人間ドッグで問題が発覚したそうだが、「そこから(病院に)通って今は正常です」と問題がないことを強調していた。
2021年09月08日映画監督・森田芳光の全作品27作を網羅した「生誕70周年記念 森田芳光監督コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」企画が始動する。森田は1950年1月25日、東京都・渋谷生まれ。日本大学芸術学部放送学科に進学後、自主映画製作を開始、大きな話題を呼ぶ。1981年に若い落語家を主人公とした『の・ようなもの』で長編映画監督デビュー。1983年には松田優作主演の『家族ゲーム』でキネマ旬報ベストテン1位、第7回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞など、同年の主要映画賞を総なめにし、一躍時の人となった。その後も数多くの名作や話題作を世に送り出し続け、映画界を閃光のごとく駆け抜けて、2011年に61歳で逝去。いまなお全世界に多大なる影響を与え続けている。今回のプロジェクトは三沢和子プロデューサーの全面協力のもとで行われる前代未聞のスペシャル企画だ。最終的に全作品が収録されない可能性もあるとのことだが、今後の情報にも期待したい。特設サイトやSNSアカウントでも随時情報を発信予定。そちらもぜひチェックしよう。特設サイト:: @tarimo_70()facebook: @tarimo70()Instagram: @tarimo.70()■リリース情報「生誕70周年記念 森田芳光監督コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」発売日未定
2021年04月30日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。’88年に出版された吉本ばななのデビュー作『キッチン』。’89年にすぐさま映画化(監督・森田芳光、主演・川原亜矢子)され、’89年3月に発売された『TUGUMI(つぐみ)』は、平成初のミリオンセラーを記録した。吉本ばななは’80年代の終わりに、文学界を彩った作家といえる。トレンド評論家の牛窪恵さん(53)は『キッチン』の《私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う》という始まりの一文が印象的だったという。「昭和の働く女性は、職場ではお茶くみ、飲み会ではお酌をするのが当たり前とされていました。バブル期に入り、そうした風潮への抵抗感もあって、多くの女性は肩パットに象徴される「肩肘張ったキャリアウーマン」に憧れました。ですがバブル終焉まで、社会は女性解放とはほど遠く、そうした女性が「オヤジギャル」と揶揄されることもあったほどです。だからこそ、当時まだ多数派だった専業主婦を連想させる『台所』が好きという表現が、逆に新鮮で、心に残ったのだと思います」物語では、祖母を亡くして天涯孤独となった主人公の女子大生が、祖母のお気に入りだった生花店のアルバイト男性と、ゲイバーを経営する男性の母親(元父親)との共同生活を通して、自分の居場所、自分らしい生き方を模索していく姿が描かれている。「ワンレンヘアで、ボディコンスーツに身を包み、ハイヒールで闊歩する“ザ・女子大生”が世をにぎわす一方で、流行に合わそうと頑張りすぎるより、自分らしく生きたいと願う女性もいました。こうした層を取り込んだ雑誌が「オリーブ」(マガジンハウス)です。アメリカナイズされたトレンドより“北欧テイスト”、キラキラしたレストランでのディナーより“おうちごはん”ーーそんな“オリーブ少女”たちが、『キッチン』を好んで読んだように思います」同時期である’87年にヒットした、現代の口語調を用いる短歌を収めた、俵万智の『サラダ記念日』にも、“オリーブ的ニュアンス”を感じるという。「手紙や交換日記に、短歌を書いて披露し合った人も多いのではないでしょうか。私も友人と《○○と君が言ったから、○○は○○記念日》と、代表的な短歌をアレンジしたりしていました(笑)」どちらの本も女性を意識したためか、装丁がおしゃれだ。「ブックバンドが大学生に人気だったので、“ジャケ買い”して持ち歩く女子大生も目立ちました」「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月12日帰京したばかりだったのだろうか。新幹線の改札口から出てきたのは森田剛(42)。マネージャーも連れず、自分でキャリーケースを引いていた。「サインお願いできますか?」森田に気づいた女性たちが追いかけると、彼は静かに語りかけた。「もういいでしょ」この様子を目撃していた女性はこう語る。「振り返るとその一言には、すごく気持ちがこもっていたように思えるんです。もしかしたら彼はこう言いたかったのかな、と。『俺をアイドルみたいに追いかけるのはもういいでしょ』って……」森田のジャニーズ事務所退所と、V6解散が発表されたのはこの数日後、3月12日のことだった――。《何度も6人だけで話し合いを重ね、それぞれが一人の男として、大きな決断をすることとなりました》かつてV6メンバーと数年間にわたり仕事をしていた男性・Aさんは発表されたコメントについて、こんな感想を漏らす。「彼ららしいコメントだと思います。V6メンバーが大切な話をするときは、いつも6人だけでした。ほかのグループだとマネージャーが同席することもあるのですが、彼らはいつも“6人だけ”。それだけ結束が固かったメンバーなんです。話し合いが終わった後に、井ノ原さんが、『今日もすごいケンカになっちゃったよ』なんて言って笑っていました」’95年にデビューして以来26年。誰一人欠けることなく活動を続けていたことから、いつしか“ジャニーズの優等生”とまで呼ばれるようになったV6。だがデビュー当時を知るテレビ局関係者によれば、「最年長の坂本昌行さんが24歳、最年少の岡田准一さんはまだ14歳というグループ内での年齢差にも、みんな戸惑っていました。たとえば森田剛さんの教育係は坂本さんが務めていました。森田さんは10代のヤンチャ盛りですから怒られることもしょっちゅうで。坂本さんが『お前は仕事とプライベートとどちらが大事なんだ?』と、詰問したとき、森田さんが『プライベートだって大事ですよ』と答えて、怒りの火に油を注いだこともありました」そんな彼らの距離を縮めていったのが、’97年にスタートした『学校へ行こう!』(TBS系)だったという。「坂本さんと三宅健さんが組んで向かったのは高飛び込みで有名な高校だったのです。坂本さんは10mの高さから水面へ飛び込むまで2時間くらいかかって……。ついにロケをやり遂げた後、坂本さんと三宅さんは抱き合っていたんです」厳しいロケを通じて、絆を深めた6人。そして、瞬く間に国民的人気グループの階段を駆け上がっていくのであった――。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月23日ジャニーズ退所を発表した森田剛あまりにも突然だった、V6の解散と森田剛のジャニーズ事務所退所の発表。「昨年末にTOKIOの長瀬智也の退所が3月末であると発表されていましたが、その直前での今回の発表には驚きました。V6の解散は今年の11月予定と、半年以上先だというので、“長瀬の退所と株式会社TOKIOの設立が落ち着いてからでもよかったのでは?”という声も聞かれました」と、あるスポーツ紙記者は語る。■ジャニーさん死去後に去ったベテランアイドルV6は少年隊のようにメンバーが退所してもグループ名を残すパターンでもなく解散することになる。が、年長組である坂本昌行・長野博・井ノ原快彦の『20th Century』は継続と発表された。それにしても2019年にジャニー喜多川社長が亡くなって以降、ジャニーズタレントの退所ラッシュが止まらない。前出の記者が続ける。「中堅以上の事務所に大きな貢献をしたタレントの退所が相次ぐのは、お世話になったジャニー喜多川さんが亡くなったことで、男性アイドルとしての自分の人生に一区切りしたいという思いが芽生えたんでしょうね。森田や昨年末で退所した少年隊のメンバーも言ってましたが、これまでできなかったことへの挑戦、この先の人生、セカンドキャリアを考えた結果なのでしょうね」ジャニーさんが亡くなった2019年7月以降、事務所を離れた、もしくは離れる予定のタレントをざっと振り返ってみる(ジャニーズJr.はのぞく)。【2019年】9月錦戸亮【2020年】3月中居正広6月手越祐也10月山下智久12月錦織一清、植草克秀【2021年】3月長瀬智也11月森田剛■ジャニーズの矛盾「今のジャニーズの体制に大きな影響を及ぼしたのが、ジャニーさんが倒れるよりも前、2016年のSMAP解散ではないでしょうか」(前出スポーツ紙記者)SMAP解散とともに稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がジャニーズ事務所を退所、「新しい地図」として活動を開始したことは多くの人が知るところ。’18年には渋谷すばると今井翼が、そしてTOKIOの山口達也は未成年が関わる不祥事により契約解除となっている。「山口達也はともかくとして、ここ数年の退所組の顔ぶれは、かなり豪華といっていいのではないでしょうか。テレビ界に限ってみても、ほとんどがゴールデンの第一線で活躍してきた顔ぶれです。現在事務所に残る面々で、知名度やテレビでのコンスタントな活躍を考えると、退所組の知名度や活躍度に匹敵するのは、KinKi Kidsの2人と嵐のメンバー、KAT-TUN亀梨和也、関ジャニ村上信五、そして木村拓哉ぐらいではないでしょうか。若手ではHey!Say!JUMP山田涼介、Kis-My-Ft2玉森裕太、King & Prince平野紫耀あたりかと思いますが、まだ少し小粒感もある。最近、A.B.C―Zの河合郁人をテレビでよく見かけますが、実人気よりも『推されてるんだな』という印象がまだまだ強い。Snow ManやSixTONESの面々も同様で、CDセールスなどはすごいが個人の活躍はこれからという感じ」(テレビ関係者)とはいえ、退所していった中堅タレントたちの地上波のテレビ番組での活躍を見てみると、中居正広以外はなかなか厳しい状況が続いている。「新しい地図の3人は、ようやくチラホラ見かけるようになったといったところ。舞台や映画がやりたいという意思がある人ならともかく、ジャニーズ時代のようにゴールデンタイムの地上波ドラマやバラエティーで活躍したい人もいると思います」在籍する“ベテランアイドル”組に目を向けると、嵐のグループ活動再開は未定、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNと続くが、彼らの活躍もいまいちピンときていない。「事務所の未来を考えると、アイドルとしての旬は若い世代を中心にするにこしたことはない。そのために世代の若いグループを主力にしていきたいというのはアイドル事務所としては正しい判断だと思います。しかし、その一方でなんだかんだ一番活躍しているのは嵐のメンバー。若手グループのメンバーが、先輩たちに比べるとまだまだ弱い印象があるのは、先輩たちのタレントパワーがずっと保たれたままだからだと思います。それなのに昨年デビューした“スノスト”は、平均年齢も高くアラサーメンバーも複数いるという矛盾を抱えている。ジャニーズが、将来的にどのようなビジョンを描いているのか、まだまだ見えない状況は続きそうですね」ベテランアイドルの退所が相次いでいる今、「ジャニーズ=アイドル」という構造の転換期がきたのかもしれない。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2021年03月19日岡田将生と志尊淳がバディを演じた映画『さんかく窓の外側は夜』が現在公開中だ。この度、森ガキ侑大監督の作品にかける思いと制作秘話が明かされた。本作は、ヤマシタトモコの同名漫画を原作とした、霊が“祓える男”冷川(岡田将生)と、霊が“視える男”三角(志尊淳)のふたりが“除霊”という特殊能力を使って未解決事件に挑む、除霊ミステリーエンタテインメント。ひょんなことから共に除霊作業の仕事をすることになった冷川と三角は、刑事の半澤(滝藤賢一)から持ちかけられ、呪いが生んだ未解決殺人事件の謎に迫っていく。CMディレクターとして数多くの作品を手掛け、国内外の広告賞を受賞している森ガキ監督。2018年には初の長編映画となる『おじいちゃん、死んじゃったって。』で第39回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞したほか、海外映画祭でも高い評価を得る、今注目のクリエイターだ。本作で初めて漫画原作の実写化に挑んだ森ガキ監督は、「原作をただなぞるだけではない作品ができるだろうか?」という不安もありつつも「人間さえしっかり描くことができれば、見たことのない映像表現にチャレンジできる余白を感じた」という決意のもとオファーを承諾したという。冷川・三角・エリカそれぞれのキャラクターを軸に構成を行ったそうで、「人とは違う(特殊な)能力を持っているがために孤独を抱えていた3人が出会うことで、それぞれに自分が存在する意義や居場所を見つけるという骨組みと、オリジナルのゴールを脚本家の相沢さんにお渡しして、一緒に脚本を練っていきました」と、原作とは違ったアプローチを仕掛けて、よりリアリティに目を向け挑戦したと明かした。そのこだわりは、冷川が三角の体に触れて除霊を行うシーンにも反映されており、原作とはまた違った楽しみ方が可能である。劇中の「幽霊より人間の方がよっぽど怖い」というセリフが特に気に入っているという森ガキ監督。近年SNSを中心に飛び交う誹謗中傷など「言葉の持つ力」の恐ろしさを“穢れ”と位置付け、単なるホラー要素のある映画ではない、誰しもが加害者になり得る身近な言葉の恐怖に目を向けた、全く新しいジャンルの映像表現を目指した。ビジュアル面でも穢れを表現するために、人間を黒、幽霊を白と決めるなど、細部にまで拘り尽くされている。『さんかく窓の外側は夜』全国公開中
2021年01月25日岡田将生&志尊淳がW主演を務める映画『さんかく窓の外側は夜』が公開中だ。ヤマシタトモコによる人気ミステリー作品を実写化した同作は、霊を祓うことができる男=冷川理人(岡田将生)と、霊を視ることができる男=三角康介(志尊淳)が心霊探偵バディを組み、不可解な連続殺人事件の謎を追っていく。キーパーソンとなる女子高生・非浦英莉可役には平手友梨奈が抜擢された。これまでに多くのCMなどを手掛け、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』では第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞した森ガキ侑大監督が、漫画原作を実写化するにあたって、何を思っていたのか。また、キャスティングの理由などについても話を聞いた。○■岡田&志尊の品、唯一無二の平手――岡田将生さん(冷川理人役)、志尊淳さん(三角康介役)、平手友梨奈さん(非浦英莉可役)というキャスティングは、どのように決まっていったのでしょう?主演の2人については「品のあるイケメンがいいね」と相談している中で名前が挙がり、快く引き受けていただきました。非浦英莉可については、平手さんしかいないと思ってたんです。原作を読んでいても、気づけば英莉可を平手さんとして見ている自分がいたりして。だからプロデューサーたちと平手さんの事務所に2〜3回通って「ほかの候補は考えてないです」「平手さんが芝居できる環境を一生懸命作ります」とお伝えしてお願いしました。たぶん、原作を読んでいる方にもイメージ通りだったんじゃないかと思います。――映画を拝見して、志尊さんが演じる三角のキャラクターが原作とは結構違う部分もあるな、と感じました。原作では最初から芯の強さを持つ青年ですが、映画だと序盤は自分が置かれた状況への戸惑いが強いですよね。こうした変更を加えられたのはなぜなんでしょうか?マンガは長尺で表現できますが、映画は2時間以内に全部を表現しないといけないんですよね。そうなると、役柄のチューニングが必要になってくる。三角は幽霊が見えることでトラウマを抱えています。それを克服していく過程を描くことで、観る人が自分の悩みや葛藤とリンクさせて共感できる部分をつくりたいと思ったんです。2時間でその成長を描くために、最初は内向的で感情をうまく表現できないというふうに変更をしました。――既刊が9巻ある未完(取材時点)の作品を映画にするのは大変だろうな、と想像しました。そうですね、ドキドキしました。でも、マンガはマンガで映画は映画、と割り切って考えるようにしてました。もちろんテイストは残しながら。企画のお話をいただいたときに、映画化にあたっていちばん大事にしたいポイントが1個あったんです。三者三様に望まない能力を持った3人の孤独さと、それぞれが葛藤しながら成長していく物語であるところですね。そこだけはぶらさずに、映画ならではのゴールをつくろうと考えていました。――冷川と三角のバディ関係も原作の魅力のひとつだと思います。映画化にあたって、2人の関係性の描き方でこだわった部分はありますか?望まない能力を持っているという点は共通していながら、180度違うキャラクターにしたいと思っていました。三角は母親の愛情をしっかり受けて育って、人間味というか社会性が残っている。一方で冷川は、その部分がすべて壊れているんですよね。だからちょっと壊れている人と壊れていない人というキャラクターをしっかりつけていった感じです。――心が壊れていて社会性がない冷川を、岡田さんは見事に演じていましたね。志尊くんも「冷川の役だったらめちゃくちゃ難しかっただろうなぁ」って言ってました。岡田くんはすごく熱演してくれましたね。本人も「こういう役はあんまりやったことがないから挑戦ですね」と言っていました。――個人的に、以前からどことなく岡田さんに冷たい凄みのようなものを感じていたので、すごくハマる役だなと思いました。勝手な僕の憶測ですけど、本当は岡田くんもどこかブラックなところがあって、心のなかで悶々としている部分があるのかなって。――一方で三角も劇中で成長していくにしたがって、志尊さんが持つ強さが反映されてるのかなと思いました。そうですね。誰にも弱音を吐けず、自分の能力にずっと耐えて生きることって普通だったら乗り越えられないくらいつらいことだと思うんです。三角はずっとそうだったわけで、忍耐力がある。「本当は芯の強い子なんだろうね」と志尊くんと話してました。志尊くんは頭がいいし勘もすごく鋭いんですよ。「この場面では三角の感情はこうだと思う」という僕と彼の解釈の答え合わせが、撮影しながら日々変化していきました。同じ方向を向いて役について話せたと思います。――除霊シーンをはじめ2人が肉体的に接触するシーンが多いですが、どう演出されたんでしょう?段取りっぽくないように、役柄の中で心が先行して触れ合うことをすごく大事にしました。「タイミングも自由でいいから、心が動いたら触ってください」と話していましたね。撮影を通じて岡田くんと志尊くんがプライベートでも仲良くなっていたので、僕が何かひと言言うと2人で狙い通りにやってくれるんです。阿吽の呼吸ができあがって、自然とバディ感が強くなっていっていました。――予告編にもあったように、原作では三角を通じて冷川が幽霊をぶん投げる除霊スタイルが、手かざしになっていますよね。あれはなぜですか?マンガだと、人の体から手がブワッと出てきて幽霊を掴んでドーン! とするのがおもしろいですよね。ただ、映像にするときは、なるべくリアルに見えたほうがいいなと思ったんです。メインキャラクターの3人がもしかしたらこの世に本当にいるのかもしれない、と観る人に思わせたかったので、実際にお寺の方がやっているような祓い方に近い表現にしたほうがリアリティがあるかな、と。――本作は幽霊の描き方も独特でした。いわゆるホラーらしい幽霊の見せ方をするんじゃなくて、普通に社会のそこらへんにフッと立っているように見せたいなと思いました。僕自身、『さんかく窓』をやるまでは幽霊の存在をまったく信じてなくて、いないと思ってたんです。でもこの映画を撮るにあたっていろんな本を読んで勉強するうちに「いるな」と。セリフにもある通り「幽霊よりも生きてる人間のほうがよっぽど怖い」と思いますが、幽霊は幽霊で昔からいるんだろうな、と今は思ってます。■森ガキ侑大監督1983年生まれ。広島県出身。グラブル、資生堂、ソフトバンク、日清カップヌードル、dマガジン、DAIHATSU、JRAなどのCMを手掛け、CANNES LIONS ACCシルバーなど多数受賞。18年、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞したほか、海外映画祭でも高い評価を得る。『満島ひかり×江戸川乱歩』シリーズ(16年・18年)、『坂の途中の家』『時効警察はじめました』(19年)、などテレビドラマでも活躍。(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会(C)Tomoko Yamashita/libre
2021年01月22日テレビ東京「午後のロードショー」ではGWスペシャルとして、5月5日(火・祝)本日、堺雅人と仲間由紀恵の共演でおくる異色時代劇『武士の家計簿』を放送する。大河ドラマ「新選組!」で注目され「リーガル・ハイ」や「半沢直樹」が大ヒット。「半沢直樹」では主人公の決めゼリフ「倍返しだ!」が同年の新語・流行語大賞を受賞するなど社会現象ともなり、その後も「真田丸」に主演、『DESTINY 鎌倉ものがたり』『北の桜守』など出演が続く堺さん。「TRICK」「ごくせん」シリーズで一躍ブレイクすると、大河ドラマ「功名が辻」で主演を務め、2005、2006年には連続で紅白司会に抜擢されるなど国民的女優に。2014年からは「相棒」シリーズに参加し、最近では「偽装不倫」や「10の秘密」でみせた悪女ぶりも話題の仲間さん。2人が夫婦役共演を果たし、『家族ゲーム』『悲しい色やねん』などの作品を経て、渡辺淳一の原作を映画化した『失楽園』で日本アカデミー賞、報知映画賞、キネマ旬報賞などの各賞に輝いた森田芳光監督がメガホンを取った本作。幕末、加賀藩に仕える下級武士の猪山直之(堺さん)は、仕事ぶりは真面目でも融通の利かない性格から周囲と歩調を合わせられず浮いた存在となっていた。ある日、直之を心配した周囲の人々は妻をめとらせようと、お駒(仲間さん)との縁談を持ち込む。お駒の父は、武士としてはふがいないが、算術に関しては抜きんでた才能を持つ直之を、優秀な会計士として評価していた。やがてお駒が川で友禅を流していたとき、調査に出向いていた直之と出合い、2人はお互いに好意を抱き結婚する。その頃、藩内では米の不正が横行。不正を見逃すことができず独自に不正の調査を進める直之だが、調査が原因で左遷されかける。だが調査結果をみた上層部は彼の仕事ぶりを評価、藩主の側近として大抜擢され異例の昇進を果たす。一方、お駒が長男を出産、祝いの場で直之は初めて猪山家の財政難の問題を知る。親戚付き合い、養育費、冠婚葬祭と武家の慣習で出世の度に出費が増え、いつしか家計は火の車になっていた。一家の窮地に直之は“家計やり直し計画”を宣言する…という物語。午後のロードショー『武士の家計簿』は、5月5日(火・祝)13時15分~テレビ東京で放送。(笠緒)■関連作品:武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会
2020年05月05日2019年 第93回「キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が11日、東京・文京シビックホールで行われ、受賞者の瀧内公美、池松壮亮、池脇千鶴、成田凌らが出席した。映画誌『キネマ旬報』が主催する「キネマ旬報ベスト・テン」は、今年で93回目の開催。その年を代表する日本映画、外国映画をそれぞれ10本挙げるほか、主演男優賞や主演女優賞、新人男優賞、新人女優賞などを、映画評論家や映画記者らが選出する。日本映画ベスト・テン第1位となった荒井晴彦監督の『火口のふたり』で柄本佑相手に激しい濡れ場を披露した瀧内公美が主演女優賞を獲得。瀧内は「この作品は、私が今までお世話になっていた事務所を退所してフリーになった時に声をかけていただいた作品です。こうれからどうしようと思っていた時にこういう作品をいただけたので、やってみようと思いました。(所属事務所の)社長に『思いっきりやるんだよ』と背中を押してもらいました」とオファー当時を振り返った。続けて、「色んな人に感謝したいんですが、この作品はほとんど(柄本佑と)2人の映画で、お相手役をしてくださった柄本さんがいたから今日があるんだと思っています」と感謝し、荒井監督についても、「こういう場所に連れて来てくれたのは荒井さんです。(撮影中は脚を)しならせるんだとよく言われました。毎日湿布を貼って首と腰が痛くなった作品ですね(笑)」と濡れ場における演出の厳しさに身体も悲鳴をあげていたそうだが、「荒井監督はお話を聞いてくださる方だったので、すごくやりやすかったです」と印象を語った。主演男優賞には、『宮本から君へ』で主演を務めた池松壮亮が選出。「僕が演じた宮本というキャラクターは、正しくないことに対して声を出し続ける男です。みんなが鼓舞されて何とかやり遂げることができたと思います。みんなで戦った日々の勲章としてこの賞をいただけたとともに、池松から宮本へこの重みの賞を捧げることができたらと思います」と受賞を喜び、「多分今日は(トロフィーを)抱きしめて寝ると思います」と喜んだ。また、日本映画脚本賞を受賞した阪本順治監督の『半世界』に出演した池脇千鶴が助演女優賞を獲得。「キネマ旬報ベスト・テン」は、第73回(1999年度)に『大阪物語』で新人女優賞を受賞して以来となる。「基本男3人の映画なんですが、阪本監督が1人の女として妻として母として人間としてきちんと描いてくださいました。それが映画に反映されての評価なのかなと思っています」と自分なりに分析しつつ、「小さめの映画で私の出番もあまり多くありませんでしたが、こうやって評価していただけて、映画の神様は見てくださっているのかなと思います」と笑顔。初めて組んだ阪本監督については「もっと怖そうな印象がありました」と本音を明かしつつ、「接するとダジャレを言ってくれますし、ものすごく愛の深い監督さんでした。すごく厳しいんだけども、キャストを見つめてくださって楽しかった思い出がいっぱいありました」と撮影を振り返っていた。○第93回「キネマ旬報ベスト・テン」受賞一覧日本映画ベスト・テン第1位『火口のふたり』(荒井晴彦監督)外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)文化映画ベスト・テン第1位『i-新聞記者ドキュメント-』(森達也監督)読者選出日本映画ベスト・テン第1位『半世界』(阪本順治監督)読者選出外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)日本映画監督賞:白石和彌監督『ひとよ』『凪待ち』『麻雀放浪記 2020』日本映画脚本賞:阪本順治監督『半世界』外国映画監督賞:トッド・フィリップス監督『ジョーカー』主演女優賞:瀧内公美 『火口のふたり』主演男優賞:池松壮亮 『宮本から君へ』助演女優賞:池脇千鶴『半世界』助演男優賞:成田凌『愛がなんだ』『さよならくちびる」』ほかにより新人女優賞:関水渚『町田くんの世界』新人男優賞:鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』『決算!忠臣蔵』読者選出日本映画監督賞:阪本順治『半世界』読者選出外国映画監督賞:トッド・フィリップス『ジョーカー』読者賞:ライムスター宇多丸、三沢和子 連載『2018年の森田芳光』特別賞:和田誠(映画の素晴らしさや愉しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績に感謝をこめて)
2020年02月12日森田剛が主演を務めるPARCO PRODUCE 2020『FORTUNE(フォーチュン)』が2月2日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演中。その開幕に先がけ囲み取材とフォトコールが行われ、取材には森田剛、吉岡里帆、田畑智子、根岸季衣、鶴見辰吾が出席した。PARCO PRODUCE 2020 「FORTUNE(FORTUNE)」の公演・チケット情報本作は、英国を代表する劇作家サイモン・スティーヴンスによる新作で、悪魔に魂を売った男の顛末を描いた“ファウスト伝説”を現代のロンドンの映画業界に置き換えたストーリー。これが世界初上演となる。演出を手掛けるのは、英国リリック・シアターの芸術監督を10年に渡り務め、現在はグローブ座のアソシエーターディレクターを務めるショーン・ホームズ。主人公で、全てを手に入れるために悪魔と契約を結び、闇へと堕ちていく男・フォーチュンを演じるのは森田剛。さらに、フォーチュンが想いを寄せる素直でまっすぐな女性・マギーを吉岡里帆、フォーチュンと契約を交わす悪魔を田畑智子、フォーチュンの母親を根岸季衣、自殺したフォーチュンの父親を鶴見辰吾が演じるほか、市川しんぺー、平田敦子、菅原永二ら魅力的なキャストが名を連ねる。開幕に際し森田は「久しぶりにドキドキしています。この緊張感はなかなかない」と明かし、「やっとここに辿り着いたという達成感もありますが、ここから始まるので。いろんな思いがあってソワソワしています」と語る。吉岡も「毎日新しいアイデアと発見がある稽古場だったので、本番でどんなふうにそれがお客様に伝わるのかがすごく楽しみです」と笑顔。田畑はそのときの過激な衣装について問われると「(他の衣裳は)こんなもんじゃないですよ!」と笑い、座長・森田について「受け入れてくださる範囲がすごく広い。一緒にやっていてとても頼りになる、安心できる方です」と話した。根岸は「フォトコールでご覧いただいたように、全員が着替えているか舞台に立っているかのどっちか。もちろん森田さんが一番出ずっぱりで大変なんだけど、誰も休ませない舞台です」と笑い、鶴見は「なにしろ世界初公開ですから。お客様が悪魔に魂を売って成功を手に入れて、しかし地獄に落ちていくというものを観てどういう反応をするか。そこが楽しみです」と客席の反応を楽しみにしている様子だった。芝居やストーリー展開はもちろん、大胆で美しく、けれど人の感情を生々しく浮かび上がらせる舞台美術、衣裳も印象的だった本作。森田が「刺激的で怖いシーンもあるのですが、希望に溢れている。“諦めない”という大きいテーマがあるので、そこを感じてもらえたらと思います」と話す『FORTUNE』は2月2日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、松本、大阪、北九州を巡演。取材・文:中川實穂写真:源賀津己
2020年01月16日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/11(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は26本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ブライトバーン/恐怖の拡散者』『エンド・オブ・ステイツ』『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』『影踏み』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が22本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『ベル・カント とらわれのアリア』渡辺謙が主演のハリウッド映画です。海外で絶賛される俳優という意味で、かなりさかのぼり『グラン・プリ』の三船敏郎を思い出しました。その三船以来のかっこよさ。この作品ではジュリアン・ムーアを相手に、しっとりとラブシーンも演じています。1996年にペルーで起きた「日本大使公邸占拠事件」。それに発想を得たベストセラー小説を映画化しています。南米某国。大型工場建設を計画中のホソカワという日本企業のトップが渡辺謙です。政府は誘致への接待として、彼が敬愛する世界的なソプラノ歌手ロクサーヌ・コスのサロンコンサートを副大統領邸で開きます。ここをテロリストが襲撃、占拠。事件は長期化します。映画は、実際の事件で「リマ症候群」と名付けられた心の動きを描いています。長い監禁状態で人質と犯人とのあいだに、気持ちが通い始めるのです。それは様々な国籍、立場の違う人質たち同士も同じです。そのきっかけになったのがコスが歌ったアリアでした。歌を勉強したいという兵士や、ホソカワの通訳ゲンに外国語を教えてほしいという女性兵士も出てきます。ふたりはやがて親密な関係になっていきます。ゲンを演じているのは、加瀬亮。彼も外国映画の出演が多い国際派です。公邸の外を軍隊が取り囲み、緊張した日々が続くなか、人質とテロリストはくつろいでサッカーまで始めるのですが……。コス役ジュリアン・ムーアの歌声の部分は、「当代随一のソプラノ」といわれるルネ・フレミングが担当。こちらも大きな「聴きどころ」です。『影踏み』山崎まさよしが扮する主人公真壁は「ノビ師」。業界用語で、深夜に人の家に忍び込み金品を盗む泥棒のことです。彼は、ステータスのある家を専門に仕事をしているのですが、地元警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれています。ある時、忍び込んだ県会議員宅で殺人放火未遂事件に遭遇します。そこになぜか彼を尾行していた刑事が居合わせ、逮捕されてしまうのです。不可解な事件です。2年後、出所した真壁は、納得できない事件の真相を調べ始め……。つまりこれは泥棒が探偵役というミステリーなのです。警察小説の名手・横山秀夫による同名小説の映画化です。横山原作ですからいつものように舞台は群馬。地方都市らしい警察、検察、裁判所などのダークな人間関係がからむ事件の謎と、真壁の、幼馴染の恋人久子との屈折したラブストーリーが並行して進みます。久子役は尾野真千子。他にも、真壁の母親役に大竹しのぶ、幼馴染でありながら真壁を追う刑事役に竹原ピストル、滝藤賢一や田中要次、鶴見辰吾など個性的な役者が出演。それぞれの人間群像や、幾層ものドラマが重なり合った、観ごたえのある作品になっています。北村匠海演じる真壁を慕う「弟分」の、影のような存在も気になります。そのあたり、リアルな犯罪ものというだけではありません。ファンタジーの味わいもあります。篠原哲雄は、森田芳光や金子修介作品の助監督をしながら、自主制作もてがけ、PFFで特別賞を受賞したこともある監督です。1996年の初長編『月とキャベツ』の主役が山崎まさよし。それ以来のコンビ復活です。『完璧な他人』イタリア映画『おとなの事情』はよくできたブラック・コメディで、どこかでリメイクされると思っていましたが、ついに韓国で作られました。これがいい感じ!です。新居祝いということで、月食の夜に、幼馴染の男友達4人がカップルで集まります。美容外科医と精神科医、弁護士と専業主婦、失敗を繰り返す事業家と若手の獣医、今はニートの元教師は同伴者なしといった顔ぶれ。同じ郷里の料理を楽しみ、ワインやマッコリ、チャミスルで宴が進みます。月食が始まるころ、ふとしたことがきっかけでゲームが始まります。スマホを皆テーブルの上に置き、これから着信する電話やメール全てを公開するというゲーム。自分は秘密なんてありません、と、半ばその場の空気に押され、このゲームを始めたのですが……。それぞれの家庭のお恥ずかしい事情とか、個人の密やかなお楽しみ事情などが次々と露見し、ウソがウソをよんで、月が見えなくなる頃にはパーティは修羅場となってしまったのです。『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌンや『タクシー運転手〜約束は海を越えて』のユ・ヘジンなど、実力派の役者たちが繰り広げるドタバタ会話劇。感情表現の豊かさは、イタリアも韓国もピカイチです。東京は11/15(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/16(土)からシネマスコーレで公開。関西は11/15(金)からシネマート心斎橋で公開。『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』こんなインド映画は初めて。盲目を装ったピアニストが殺人事件を目撃した、というサスペンスコメディです。理由はともかく「装った」というのがミソ。結婚記念日のサプライズとして往年の映画スターに出張演奏を頼まれた主人公アーカッシュが、邸宅で「見た」のは妻とその浮気相手の警察署長、そして銃弾に倒れたそのスターでした。署長は、彼の目の前で、死体をこっそり他の場所に運び、別の殺人事件をでっちあげるのですが……。どんどん深みにはまっていくアーカッシュ。予測がつかない展開の連発です。偽装殺人、拉致監禁、臓器密売までからんでくるのですから。つっこみどころもいっぱいなのがまた魅力。踊りはありませんが、インドで大ヒット。インド人もビックリ、です。
2019年11月11日スクリーンに映っていれば、目で追わずにはいられない。そんな人が、「とにかく注目を浴びたくない。自分を見ないでほしいと思っている人」になりきり、心の叫びを伝えてくる。やはり、役者はすごい。『ひとよ』の鈴木亮平を目にし、そう感じる人は多いだろう。演じる役は「とても愛おしく」『ひとよ』で鈴木さんが演じた稲村大樹は、父、母、三兄妹から成る稲村家の長男。母親は幼い子どもたちの幸せを守るためと信じ、愛する夫を手にかけてしまう。そのショッキングな家庭事情が、15年を経て大人になった現在も三兄妹にのしかかっている。大樹が「自分を見ないでほしいと思っている人」なのは、その事情ゆえか。「加害者の子であり、被害者の子でもありますから。それに加え、吃音でもある。でも、残念ながら大きな体に育っちゃったんです、大樹は。だから、背中も丸くなるし、吃音を聞かれたくなくて声も小さくなっていった。顔を見られたくないから、前髪を下ろしたりもして。思春期って、男子も女子もただでさえそういうところがあるじゃないですか。とにかく自分を見ないでくれって」。そんな大樹と弟の雄二(佐藤健)、妹の園子(松岡茉優)の前に、音信不通になっていた母親(田中裕子)が現れる。だが、母親に再会した三兄妹の表情は複雑だ。「台本を何度も読み込むうちに、彼が過ごしてきた15年の生きづらさを想像することができて。母親を愛してはいるけど、愛情を与えられなかった思春期からの15年は大きい。愛の裏に、ちょっとした憎しみがあるんです。そんな中、崩壊した家庭で育った大樹がなぜ早くに結婚し、子どもを作ったのか。きっと、自分は父親とは違うと示すことで、父親に復讐する気持ちがあったはず。そんなことを考えていたら、大樹がとても愛おしくなりました」。親の気持ちと子どもの気持ちがきちんと描かれている鈴木さんの話に出てきた通り、三兄妹で唯一、大樹は自分の家庭を持っている。けれど、家庭はすでに崩壊気味。彼が最も望んでいなかった事態になりつつある。「結局は、父親と同じ道を歩みそうで。怯えているんです。僕自身もそうですが、息子は父親に似ているところを発見したとき、“うわっ”となる(笑)。それと同じ気持ちの、レベルのもっと違うところ。一番なりたくなかった父親に近づくことで、どうしようもない自己嫌悪を感じているんです。ただでさえ、自分を嫌っているのに。でも、別れたら負けを認めることになるから、絶対に別れようとしない。そんな結婚生活、奥さんも嫌ですよね」。ちなみに、鈴木父子の似ているところは、「知ったかぶりをするところ(笑)」だそう。「父にも僕にも、その癖(へき)があって。『世界遺産って全部でいくつあるんですか?』と聞かれたら、『うん、○○個だよ』と自信たっぷりに答えちゃう。後でちゃんと調べて“わっ、増えてた!”となるんですけど、とりあえず言っちゃうんです。得意分野だから、“知らない”と言うのは負けな気がして。親父はもっと自信たっぷりに何かを語る人なので、嫌な共通点。いつも反省しています(笑)」。「親の気持ち、子どもの気持ち。それぞれがきちんと描かれていて、誰かしらに共感できる。けれど、すべての気持ちが分かるわけでもない。それでいいと思うんです」と、作品の軸に迫る鈴木さん。また、『ひとよ』は「家族の物語であり、時間の物語でもある」という。「“ひとよ(一夜)”ですからね。大樹たちも、15年前の“ひとよ”に翻弄されるわけで。自分にとっては重大な夜でも、人にとってはただの夜。そういうのって、ありますよね。自分がどう思っているか、人には分からないのだし。でも、人生はそういった“ひとよ”の連続。そのモーメントをいくつ重ねていけるかで豊かさが決まると思っています」。俳優人生の第二章がスタート俳優・鈴木亮平にとっての“ひとよ”を聞くと、「いっぱいありますけど、やっぱり最初に決まった映画のオーディションかな」と述懐。2007年、森田芳光監督の『椿三十郎』が映画デビュー作だ。「若侍7人ほどを選ぶオーディションで。何百人と集まった中から、だんだん落とされていくんです。『コーラスライン』方式ですよね。ドキドキするし、いつ終わるかも分からないし。開始から5時間半後、“君たちに決定しました”と言われた瞬間のことはずっと忘れられません。嬉しかったです」。そして、“ひとよ”を積み重ねた現在、「いままでやってきたものを一旦忘れ、また一からいろんなものを積み上げたい」と明かす。「舞台も映像も関係なく、なんでもやっていきたい気持ち。大河ドラマが終わって、その後に映画を2本ほど撮って。ふと感じたのが、『西郷どん』は俳優人生の第一章を締めくくる作品だったということ。それくらい、強烈だったんです。そう気づいたとき、“第二章はもう始まってる!”となって。がむしゃらに、リスタートする気持ちで、恐れずにやっていく時期が来たなと思いました」。第二章はどんなテーマで?と聞くと、「それを決めちゃうとね。がむしゃらじゃなくなるので」。では、「第二章はどうでしたか?」といつごろ聞けばいい?と確認してみると、「なるほど!そうきましたか」と笑顔を見せる。「う~ん、50歳くらい…かな?14年後になりますね。先は長いなあ…。でも、お芝居を始めてからで数えると、第一章もそれくらいの長さでしたし。本当に、聞きに来てくださいね(笑)」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ひとよ 2019年11月8日より全国にて公開(c)2019「ひとよ」製作委員会
2019年11月05日女優の森田望智が24日、東京・恵比寿ガーデンプレイス シャトー広場で行われた「harper by Harper’s BAZAAR x CR Japan 1周年パーティ」に登場した。Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』で伝説のAV女優・黒木香を熱演し、注目を集めている森田。この日は、スカート部分がシースルーになったドレスで美脚をチラ見せ。笑顔を見せながらブラックカーペットを歩いた。同イベントは、ハースト婦人画報社の女性ファッション誌『ハーパーズ バザー』と『CRファッションブック』のコラボイベント。『ハーパーズ バザー』グローバル・ファッション・ディレクター、『CRファッションブック』ファウンダー兼出版ディレクターで あるカリーヌ・ロワトフェルド氏が来日し、『ハーパーズ バザー』日本版の塚本香編集長とともに豪華ゲストをお迎え。森田のほか、森星、Koki,、剛力彩芽、安藤美姫、武田真治、桜田通、小関裕太、エレナアレジ後藤、エリー・ローズ、平子理沙ら約30人の豪華ゲストがカーペットを彩った。
2019年10月24日昨年10月、娘の運動会に参加したりえと森田。初参加となった森田は拍手を送るなど娘の活躍に目を細めていた「2人きりで、とっても仲がよさそうでしたよ」(居合わせた客)’18年3月に宮沢りえと結婚したV6の森田剛。8月中旬、都内のビル1階に入った高級セレクトショップ『R』を訪れた彼の隣にいた女性は、妻のりえではなく、’09年に彼女と彼女の元夫の間に生まれた娘だった。「りえさんは、’09年に元プロサーファーである実業家の男性と結婚。同じ年の5月に女児を出産されましたが、’16年に離婚。ひとり娘が認めてくれるまで再婚しないと決めていたりえさんを決心させたのは、その娘が森田さんを“パパ”と呼び出したことがきっかけだそうです」(スポーツ紙記者)■娘との親子ショッピングで終始デレデレ『R』は、アパレルを中心に家具などの生活用品など幅広く取り扱っているセレクトショップ。商品は海外からのインポートものがほとんどで、珍しくておしゃれなアイテムも多め。そんなお店でのパパと娘の親子ショッピングは大変微笑ましい様子だったようで……。「森田さんは白いTシャツに短パン、サンダルというラフなファッションでした。娘さんは愛犬を抱っこしていましたね」(前出・居合わせた客)家具類やキッチン用品を見ながら森田が「これって在庫ありますか?」などと店員と話したり、娘が、森田に「ねぇ、これ見て!見て!」と、しきりに声をかけたりしていたという。「そんな娘さんに森田さんはずっとデレデレとした笑顔で接していて、すごく仲のいいパパと娘って感じでした」(同・居合わせた客)本誌の取材では、’18年1月にりえと銀座でお買い物デートを楽しんでいた森田。買うかどうか悩み、「どっちがいい?」と聞く彼女に、彼は優しく「こっちがいいんじゃない?」と見立ててあげていたことも。娘と訪れた今回は、「森田さんは、原材料に農薬や化学肥料は使わずに育てられた竹を使った、身体によいスウェーデンのブランドの食器のセットを買われていました。育ち盛りの娘さんの健康を気遣ってのセレクトかなぁと」(同・居合わせた客)舞台『死と乙女』の公演スタートを9月に控えるりえ。2人きりの父娘ショッピングは、その稽古のためか。「結婚当初は“ふたり”の子どもが欲しいと話していたそうですが、りえさんは40代ということで焦りを感じながら妊活に励んでいた。そんな彼女に対して“無理しないで”と気遣ったのが森田さん。彼の優しさで、セーブしていたお仕事も徐々に再開していますね」(芸能プロ関係者)夫としてパパとして、妻と娘を思いやる森田。それが彼の愛なんだ!
2019年08月27日女優ののんが3日、都内で行われたマルコメの『プラス糀 糀甘酒』新CM発表会にお笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢、東ブクロとともに出席した。同社は『プラス糀 糀甘酒』のCMキャラクターにのんを起用。のんが出演した新CMは「魚沼の水」編などの3バージョンあり、7月25日より全国で放映される。新CMは、同商品の生産に新潟県魚沼市の水が使用されていることから、のんが魚沼市の川などに訪れて同商品の魅力を訴求する内容になっている。発表会では新CMが初めてお披露目された。ロケ地となった魚沼市についてのんは「素敵でしたね。緑が豊かで美しい自然に囲まれていたので癒やされました。川の音や鳥の鳴き声とかが聞こえたので、ホッとしながら撮影できました」と自然溢れる魚沼市のロケに満足げで、「糀甘酒を飲んだ時に手の先と足の先まですっきり感じが出ていると思うので、糀活を始めようと思っていただけると思います」とアピールした。CMには出演していないさらば青春の光の森田は「なぜ僕らなんだと。メイプル超合金でいいじゃないですか」と笑わせつつ、「見入っちゃいましたよ。のんさんがむちゃくちゃ可愛かったです」と絶賛し、東ブクロも「のんさんの雰囲気とCMがぴったりとあってましたね」と感想を語った。発表会後には報道陣向けの囲み会見が行われ、イベントに出席した理由を問われた森田は「俺らも分からないですよ。でも、次のCMは僕らだと思います。(のんとは)割と類似タレントなので、のんさんのCMを全部取りますよ。すごく邪魔な存在だなとかねがね思っていました」と笑いを誘い、のんは「取られないように頑張らないと(笑)」と苦笑しつつ、この日初めて共演したさらば青春の光について「テレビで見させていただいてましたし、今日はすごく楽しかったです」と好印象の様子。また、お笑いタレントの間で揺れる闇営業の質問が飛び、森田は「本当に個人事務所で僕らは良かったと思っています。反社は気をつけないと。そういう人たちじゃないですか? と質問しますけどね」と細心の注意を払っているという。
2019年07月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は欅坂46の森田ひかるさんです。昨年、坂道合同オーディションに合格し、欅坂46に加入。すでにメンバーからは、「ギャップがスゴイ!」と言われているそう。「見た目はおっとりしているけど、意外とよく喋るし、おばさんみたいな笑い声だねって(笑)」。食べ歩きにハマるほど、食べることが大好き。「食べ歩きは、いつもメンバーと一緒に。ポーチにはコスメじゃなくて、マシュマロがいっぱい詰まっています(笑)」。メンバーが付けた愛称があるそう。「“るんるん”!ひかるんるんを略して。ファンの方からも呼ばれたいです♪」新大久保で韓国グルメを堪能。メンバーと一緒に食べ歩き♪チーズがすっごくのびておいしかったー!動物園によく遊びに行きます。ハシビロコウが見たくて。アレルギーで飼えないけど、動物は大好き。お仕事終わりにメンバーと浅草巡り。花やしきや食べ歩きが好き。出来たてのお団子がおいしかったです。もりた・ひかる2001年生まれ。2018年の坂道合同オーディションに合格して欅坂46のメンバーに選ばれた。2月27日に欅坂46の8thシングル『黒い羊』が発売。詳細は、公式サイトにて。※『anan』2019年2月20日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年02月13日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の森田 想さんです。演技を続けていくことが、私の一番の目標です。女優の道を歩き始めたのは小学生の頃。「目立ちたがり屋でうるさい子供でした。『うるさくしてもいい場所に』と、母が子役事務所に入れたんです。読書が好きだったので、物語の登場人物になれる演技の仕事はすぐ好きになれました」。昨年公開された東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門選出作品『アイスと雨音』で初主演を務め、若手演技派女優として注目を集めている。「74分ノーカットの大変な撮影でしたが、レッドカーペットを歩く夢が叶いました。あの幸せな時間をまた経験してみたい!」ポストカードを集めています。旅先で買ったり、母からもらったり。小さな四角に世界が詰まってる!フィルムカメラの仕上がりが好き。中古のミノルタのカメラを愛用。300円くらいでしたがキレイに撮れます。バンクーバーに一人で行ってきました。自由気ままな一人旅、ハマりそうです。韓国やメキシコにも行ってみたい。もりた・こころ2000年生まれ。映画『ソロモンの偽証』『笑う招き猫』『心が叫びたがってるんだ。』など数々の話題作に出演。インスタグラム(@kokoro_morita)には旅の写真なども。※『anan』2019年2月6日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2019年02月04日アイドルグループ・V6の森田剛が主演を務める舞台『空ばかり見ていた』ビジュアルが12日、公開された。同作は、岩松了による新作公演。反政府軍の首領・吉田満(村上淳)と、女性兵士になりたいという妹のリン(平岩紙)、リンの恋人・多岐川秋生(森田)。結婚を意識しながらも、命の保証のない日々の中、一歩踏み切れない秋生と、そんな秋生の考えを察して兵士として共に戦いたいと思うリンだったが、絶対的な信頼を置いていた満に対して不信を覚える出来事が起こる。満への感情と連動するようにリンにも疎ましさを感じ始め、自分自身の気持ちに戸惑う秋生。同じ頃、政府軍のスパイが組織に潜り込んでいたことにより、秋生たちは窮地に立たされることになる。ビジュアルは物語の舞台、反政府軍のアジトとなる廃校を背景に、森田、勝地涼、平岩紙、筒井真理子、宮下今日子、豊原功補、村上淳が内戦の中ギリギリの世界で生き、それぞれの未来を見据えるかのような強いまなざしが印象的なものとなっている。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて2019年3月9日~31日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2019年4月5日~10日。
2019年01月12日アイドルグループ・V6の森田剛が、岩松了の新作公演『空ばかり見ていた』に主演することが12日、明らかになった。反政府軍の首領・吉田満(村上淳)と、女性兵士になりたいという妹のリン(平岩紙)、リンの恋人・多岐川秋生(森田)。結婚を意識しながらも、命の保証のない日々の中、一歩踏み切れない秋生と、そんな秋生の考えを察して兵士として共に戦いたいと思うリンだったが、絶対的な信頼を置いていた満に対して不信を覚える出来事が起こる。満への感情と連動するようにリンにも疎ましさを感じ始め、自分自身の気持ちに戸惑う秋生。同じ頃、政府軍のスパイが組織に潜り込んでいたことにより、秋生たちは窮地に立たされることになった。岩松はこれまで、Bunkamuraシアターコクーンにて、『シダの群れ』シリーズ(10、12、13)、『ジュリエット通り』(14)、『青い瞳』(15)と書き下ろし作品の上演を続け、16年には、蜷川幸雄演出に初めて書き下ろした『シブヤから遠く離れて』(04)を自ら演出し上演したことでも話題となっている。17年には作・演出を手掛け、さいたま芸術劇場にて上演した『薄い桃色のかたまり』で、第21回鶴屋南北戯曲賞を受賞したが、今回4年ぶりとなるシアターコクーンでの新作公演となる。かねてより岩松自ら森田にラブコールを送り続け、共演したサントリースピリッツ「ザ・カクテルバー プロフェッショナルのCMの撮影でも、合間に「今度一緒に何かやろうよ!」「いいですね」という会話がなされていた2人の顔合せが、ついに実現。森田演じる反政府軍の兵士の物語は、森田自身にあて書きされた役柄であり、岩松自身も「これまでの作品の中で一番難しい戯曲になる気がしている」と語る。共演には、勝地涼、平岩、筒井真理子、宮下今日子、新名基浩、大友律、髙橋里恩、三村和敬、豊原功補、村上と実力派がずらり。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて2019年3月9日~31日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2019年4月5日~10日。○岩松了 コメント政治的なつながりや思想的な絆を経由した恋愛話を通じ、「恋愛」がそれだけでは成立しない面白さを描きたいと思います。また、そこで生み出される緊張関係をよりくっきりさせるため、内戦というシビアな状況を選びました。森田くんとは以前から「いつかやろうね」と約束していたんです。僕は余計に動かない俳優、暗い印象の俳優が好きです。森田くんにもどこか影を感じる。その暗さが、今度の芝居をつくるうえでの、探りどころにもなるのかなと思っています。○森田剛 コメント岩松さんとは、以前からご一緒させていただきたいと思っていたのですが、今回このタイミングで実現することとなり大変嬉しく思っています。稽古は、何回も同じシーンを繰り返し行うような厳しい方だと伺っておりますので、今から稽古に入るのが楽しみですし、岩松さんの描かれる作品の中で求められる役柄を精一杯演じきりたいと思います。
2018年11月12日踏切が開くのをガードレールに足をかけて待つ森田(左)とりえ(右)都内でも有数の高級住宅地、その中でも宮沢りえと森田剛が住んでいるマンションは超セレブだ。「ここは富裕層ファミリー向けの賃貸物件で、家賃は月150万円超え、部屋の広さは300平方メートルもあります。りえさんは森田さんとの結婚を機に今年の2月からこのマンションに住み始めたのですが、娘さんとの3人暮らしには広すぎるゆったりとした間取りだそうです」(りえの知人)■夜の街に溶け込む森田8月上旬の夕方、このマンション前にある坂道を自転車で勢いよく下りてきたりえの娘。そのあとを森田、りえが続いて下りてきた。夫婦とも白のTシャツにブルージーンズ、サンダルというラフな服装だった。「りえさんと森田さんは’16年10月に交際が発覚して以来、人前でも隠すことなく仲睦まじいデートを繰り返しており、その姿を毎日のように目撃されています」(スポーツ紙記者)週刊女性でもこれまでセレクトショップやゴルフ場、ベトナム料理店などでのアツアツなデート現場を報じてきたが、そのすべてが、りえと森田のふたりきりだった。しかし、この日は娘を含めた家族3人でのお出かけ─。踏切で立ち止まると森田はガードレールに足をかけながら電車が通り過ぎるのを待っていた。その姿に芸能人のオーラはまったくなく夜の街に溶け込んでいる。「このあたりは自転車で数分走れば、おしゃれなカフェなどの飲食店がたくさんあり、森田さん一家も自転車でお出かけしている姿をよく見かけます。芸能人ファミリーが自転車に乗っている姿ってなかなか見ないし、すごく庶民的な印象を持ちました(笑)」(近隣住民)自転車で自宅マンションを出た約2時間後、夕食をすませたであろう彼らはやはり娘、森田、りえの順で帰宅した。自宅マンションからほど近い飲食店では、こんな話も。「当日予約で宮沢さんから電話で連絡がきたのですが、うちの店は個室が1部屋のみ。その日、たまたま個室が空いていたのでこちらからオススメしましたが、宮沢さんから“個室があるのか?”という質問は1度もありませんでした。芸能人だからって特別扱いしてもらわなくていいという考え方をお持ちなんですね」(飲食店関係者)今年のゴールデンウイークには、人がごったがえす大型ホームセンターで家族3人で買い物をする姿を女性誌に報じられている。「特に周囲を気にするそぶりも見せず、ペンキコーナーで熱心に子どもでも使える塗料を選んでいたようです。りえさんは芸能人の子どもでも、普通の人と同じような暮らしをさせようと心がけています。彼女は今、森田さんとの子どもを産むために不妊治療に励んでいるそうですが、これから生まれてくる子にもそういう教育をしようと考えているのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)数年後には、自転車に乗って街を駆け抜ける家族4人のほのぼのした姿が見られるかもしれない。
2018年08月07日東京・渋谷区内の雑踏が、一瞬華やいだ。4月中旬の日曜日。夜7時すぎのことだ。オレンジのパンツに大きめの白のニットをざっくりと合わせた、ほぼすっぴんに見えるナチュラルメークの女性。石田ゆり子(48)だった。 この日、地下にあるカラオケ店で行われたのは今年9月に公開される映画『コーヒーが冷めないうちに』の打ち上げ。石田はじめ、主演の有村架純(25)、波瑠(26)、吉田羊、薬師丸ひろ子(53)ら豪華出演陣が一堂に会した。 サプライズも用意されていた。出演者あいさつで壇上に上がった薬師丸が、“生歌”を披露してくれたのだ。前出の映画関係者は言う。 「歌ってくれたのは、中島みゆきさん作曲の名曲『時代』です。薬師丸さんはこの曲を88年に主演した映画『ダウンタウン・ヒーローズ』の主題歌として当時カバーしていて、とても思い入れのある曲だそうです。デビュー35周年の記念ライブでも、アンコールで披露していました」 その歌声を目に涙を浮かべて聞いていたのが、石田だったという。芸能プロ関係者が話す。 「じつは石田さん、デビューする前から薬師丸さんにとても憧れていて、映画『里見八犬伝』はバイブルのように見ていたそうです。彼女は87年にデビューした後、とにかく苦労しました。そのころ上映していたのが『ダウンタウン・ヒーローズ』。憧れの薬師丸さんが歌う主題歌『時代』を、当時の石田さんは何度も聞いていたのでしょう。この日は薬師丸さんが歌う『時代』を聞いて、つらかったけれど薬師丸さんの歌声に励まされてがんばったあのころを思い出してしまったのかもしれませんね」 石田は、新人時代を雑誌『FRaU』16年12月号でこう振り返っている。 《生まれて初めて出演した映画が森田芳光監督の『悲しい色やねん』(88年)という作品だったんですけど、あまりにも何もできない私に、森田監督に「お前なんかやめちまえ!」と言われた、そのことは今でもよく覚えています》《後になって、『何とかもう一回仕事をして褒められたい!』という気持ちがふつふつと湧いてきた。森田監督の一言が、私に俳優という仕事をしがみついてでも続けていこうと思わせてくれたんです》 打ち上げの最中、石田は薬師丸に積極的に話しかけていたという。心ゆくまで“憧れの女優”とのひとときを楽しんだのだろうか。約2時間の打ち上げを終え、会場の外に出て来た石田の表情は、満足気に輝いていた。
2018年04月28日アイドルグループ・V6の森田剛が、サントリースピリッツ「ザ・カクテルバー プロフェッショナル<ジントニック>」「ザ・カクテルバー プロフェッショナル<モスコミュール>」のイメージキャラクターに起用されたことが30日、わかった。新TVCM「GO森田 登場」編は4月3日から全国で放映される。同商品は、バーで提供される本格的な味わいのカクテルを追求した缶カクテルで、1993年に発売された。このたび「プロフェッショナル」のネーミングを加え、プロ品質の本格的な味わいが楽しめるカクテルとして生まれ変わるにあたり、新CMを制作。イメージキャラクターに、森田を起用した。CMでは、おしゃれなバーに座る森田がバーテンダー役の岩松了から「GOしますか?」と聞かれ、「GOしてください」と答える。ジントニックをひと口飲むと森田は感極まり、さらにおかわりのジントニックには大声で泣き出してしまう。解放された森田の姿を見て、他の客たちは「え、号泣!?」とざわつき、岩松を見つめる森田の姿に「プロの仕業か。」というタイトルと「ザ・カクテルバー プロフェッショナル」というナレーションが重なる。森田が“GO(号)泣”するクライマックスシーンには、監督・スタッフ一同も釘付けに。共演の岩松とはリラックスした表情で談笑し、久々の再会に岩松が 「まさかCMで一緒になるなんて思わなかったよ」と言うと、森田も「そうですよね」と笑顔で答えた。熱い演劇トークも繰り広げられ、森田が最近出演した舞台のことや面白かった芝居の話などでひとしきり盛り上がると、岩松が「今度一緒に何かやろうよ!」と声を掛け、森田が「ぜひ!」と応じる一幕もあった。撮影については「頼もしい岩松さんとの共演だったので、引っ張られた感じで、すごくお芝居がしやすかったです。自分の気持ちを解放する号泣のシーンも、自然にできた気がします」と手応えを感じている様子の森田。商品については「実際自分も飲みましたが、一日の終わりに1人でリラックスして飲むのもいいですし、たくさんの仲間たちと 一緒に飲むのも合うんじゃないかなと思いました」と語る。またCMでは「こんなに『GO』という言葉で演じたのは初めてなので難しかった」というが、「バーが似合う大人に少しは近付けたのではないでしょうか」と自身について振り返った。
2018年03月30日V6の森田剛(39)と女優の宮沢りえ(44)が結婚すると16日、分かった。同日、森田がファンクラブ会員向けに結婚報告の封書を送付。会員がネットへ投稿したことで、話題となっていた。その後、2人は連名のコメントをマスコミ各社へ送付。正式に結婚発表した。 V6はこれまでに井ノ原快彦(41)、長野博(45)、岡田准一(37)が結婚しており、森田は4人目の既婚者メンバーになる。 森田と宮沢は、’16年8月に舞台『ビニールの城』での共演をきっかけに交際をスタート。その後も代官山デートや沖縄旅行など、仲睦まじい様子が報じられていた。 本誌も’17年12月、都内にあるゴルフ場でデートを楽しむ2人をキャッチ。りえがソファに座る森田へ駆け寄り、キスする場面も。さらに森田のフォームをスマホで撮影するりえの左手薬指には、指輪が光っていた。 かねてから“結婚秒読み”と言われていたビッグカップルのゴールインにネットでは、「おめでとう!」「V6めっちゃ結婚するじゃん!」「本当に結婚する日がくるなんて」といった反応が上がっている。 森田は初婚。りえは’09年4月に元プロサーファーの実業家男性と結婚、翌月に女児を出産。その後、’16年3月に離婚成立を発表しており、再婚となる。
2018年03月16日