健康長寿でいるために…家で持っておきたい“運動の場”
そのためには積極的に運動する習慣をつけて、体力の衰えを防ぐことが大事だ。家の中に体を動かせる仕組みをつくれば、家事のついでに運動できるので一石二鳥。そこで、日常的に家の中で“運動”を取り入れるためのポイントを紹介。
■物干しを2階にすればアンチエイジング効果が
年を取るにつれて減少する筋肉量。とくに下半身の筋肉が衰えるとエネルギー消費量も減り、日常の動作に支障が出てしまう。その防止のために効果的なのが、じつは階段の昇降なのだそう。洗濯機を1階に設置して2階のバルコニーに洗濯物を干す動線をつくるだけで、知らず知らずのうちに老化が防止できるというわけだ。
■早めの手すり設置でひざの痛みも未然に防げる
浴室やトイレ、階段はとくに転倒しやすい場所。
すべりやすさだけでなく、狭い場所での立ち座りは想像以上にバランスを崩しやすい。50〜60代のうちは、まだ手すりなどの補助用品に心理的な抵抗があるかもしれないが、転倒の可能性は高齢者に限らない。手すりがあれば足腰への負担も軽減できるので、早めの設置が望ましい。