くらし情報『85年前の“元祖アイドル”明日待子さんが語るデビュー時代』

85年前の“元祖アイドル”明日待子さんが語るデビュー時代

とお招きをいただいた。向かったのは北海道札幌市、そこは一面の雪景色--。

「まぁまぁ、遠いところをようこそ!」

艶やかな藤色の和服姿で出迎えてくれたのが、日本舞踊の正派五條流宗家・五條珠淑さん。明日待子さんの“現在の芸名”である。この日は正派五條流の舞初め式。最初に、待子さんが神棚に向かって手をあわせて、柏手を打ってから力強い声でこう宣誓した。

「お守りください。みなさんが一層上達しますように!」

後継者である、家元・五條淑妃(次女・ミカさん)との母娘の舞も披露された。
その凜として美しい所作に圧倒されながら、伝統の「日本初のアイドル」が目の前で繰り広げる“ステージ”に感激が押し寄せてくる。

そして、休憩時間になってから、待子さんに時間をいただき、デビュー当時のことを振り返ってもらった。

「本当に忙しかった。いつも新宿の劇場へ通う電車の中で台本を覚えて。舞台が終わると、雑誌や広告の撮影があって何本か映画にも出たわね。その合間に、母が私の手を引いて踊りや三味線のお稽古に連れていってくれました。

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