安易な海外留学は不要!子供全員「理III」ママの“母親学”
ですからノートから離れ、目を上げたときには、子どもを孤独にしないことが大切です」
佐藤家ではきょうだい4人がリビングで勉強していたため、子どもたちが1人になることはなかった。
「学校帰りに塾に行き、帰宅しても自室で1人……。それでは孤食にもつながります。そのうち子どもも家を出て自分で生活するようになるんですから、それまでの限られた時間、ノートに向かう以外は、楽しく一緒に過ごし勉強する、それが佐藤流です」
【ダメ親3】安易な海外留学をさせようとする
「大学生は、“半分大人で半分子ども”。アルバイトで、失敗しながらマナーを身につけ成長できる貴重な時間です。海外で働くなら別ですが、日本人として日本の社会に出るなら、その準備期間に海外の社会で学んでも通用することはほとんどない。留学は卒業後でも遅くありません」
“縁の下の力持ち”として、4人を育てあげた佐藤ママ。
「この縁の下がいなければ、人は成功できません。
表に出なくても、子どもをきちんと育てれば、世の中に貢献したことになります。