くらし情報『牛乳も100ml減、いまなぜ食品が小さくなっているのか?』

2018年3月22日 06:00

牛乳も100ml減、いまなぜ食品が小さくなっているのか?

これも担当者によるとマイナスの要因があったからではなく、ライフスタイルの変化に合わせたということだ。

サラダに合うと人気のサラダチキンも小さくなっている。ファミリーマートの「国産鶏サラダチキン」は、’15年8月に価格は据え置いたまま120gから110gにサイズダウン。広報によると「ほかの新フレーバー商品の発売に合わせ、サイズと大きさを合わせたためです」との答えが返ってきた。

これまでは10%から約20%の縮小だったが、よりサイズダウンしていたのが、板チョコレート。いつも変わらないと思っていたロングセラー商品「ガーナミルクチョコレート」が、およそ10年間で3分の2になっていた。その理由についてロッテの広報はこう語る。

「カカオ豆が高騰していて……。
コスト上昇分を吸収すべく頑張って対策していますが、自助努力の限界を超えています」

メーカーの企業努力ではどうにもならない苦しさが伝わってくる。 

大手総合家庭用品メーカーで長年商品開発に携わっていた、プロダクトリサーチャーの四方宏明さんはこう語る。

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