2018年3月23日 16:00
荻原博子が解説、保険料が戻る商品は「還付金」をチェック!
病気などで保険金を受け取った方も、設定した年齢に存命なら、払った保険料総額からもらった保険金を引いた差額が、健康還付給付金になります。受給額を合わせると、払った保険料と同額になるので“全額戻る”と宣伝されているのです」
そこで、“払い込んだ保険料が全額戻ってくる”と宣伝されている、東京海上日動あんしん生命の「メディカルkitR」を例に、荻原さんが3ステップで検証。
【1】払う保険料総額と、受け取る保険金を計算する
月々の保険料は、ホームページでシミュレーションできる。たとえば50歳女性で入院日額5,000円なら、保険料は月4,874円となった。
「50歳で加入し、健康還付給付金を受け取る70歳まで20年間の保険料総額を計算してみましょう。4,874円×12ヵ月×20年間=116万9,760円です。また、受け取る健康還付給付金も、シミュレーションに記載されています。このケースでは、114万2,400円という結果でした。
払った保険料全額が戻るというのに、計算が合いません」