ホームレスの実に4割が「今のままでいい」、そう考える背景には一体何が?ホームレスが答えた「現在の気持ち」とは
「仕事が減った」が約24.5%
最も多かった回答が「仕事が減った」24.5%、次いで「倒産や失業」22.9%となりました。自分から仕事を辞めたケースよりも、勤め先の経営状況などの影響を受けて職を失い、ホームレスにならざるを得なくなったケースが多いことがわかります。
路上(野宿)生活をするようになった主な理由は何ですか?(複数回答)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より
コロナの影響も小さくない
では、ホームレスが職を失った背景に、新型コロナウイルスの影響はあるのでしょうか?新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期にホームレスになった人を対象(※)に、路上生活になった理由のうちで新型コロナウイルスの影響があるものを聞いた結果を見てみましょう。
最も多かったのは「仕事が減った」で43.2%、続いて「倒産や失業」は21.6%となっています。新型コロナウイルスの影響は業種によっても変わってくるでしょうが、自身の仕事が何らかの影響を受け、その結果として路上生活に至ったというケースは決して少なくないようです。----------------------
※調査時点で「今回の路上生活が3年未満」