「衣服ごしに体を触られた」が6割以上、「体を密着された」が4割以上で上位1、2を占める<痴漢被害の実態>
は2.8%でした。
また、駅構内では「あなたがその場所を離れた」が42.4%で最も多く、「加害者(痴漢)がどこかに行った」(37.9%)が続きました。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より一部改変
被害にあったときの対応|我慢した人が4割以上
先ほどの設問では、自分で「痴漢行為をやめさせた」人は約15%でしたが、痴漢被害を受けたときに何らかの対応をすることは、被害者にとって容易でないと思われます。
「被害にあったときにあなたが行った対応」を尋ねた結果、電車内では「我慢した・何もできなかった」が特に多く、40.7%を占めました。そのほか、「逃げた・移動した」(20.8%)、「体を動かして加害者(痴漢)を止めようとした」(17.6%)、「持ち物でブロックした」(14.3%)という結果になっています。
駅構内での場合は、「逃げた・移動した」が37.7%でトップ、次いで「我慢した・何もできなかった」(24.6%)、「持ち物でブロックした」(15.5%)、「加害者をにらんだ」(15.0%)という順でした。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より一部改変