ヴェネチア映画祭でのスタンディングオベーションは8分間も! 『ジョーカー』プレミア上映&記者会見
と、“悪のカリスマ”ジョーカーのイメージとはかけ離れたアーサーの人物像に興味を抱いたと明かす。
スタンディングオベーションの大きさや、各国ジャーナリストからの絶賛の声の高さから、本映画祭“金獅子賞”受賞、及びアカデミー賞受賞への期待が高まっている本作。「どんな時も笑顔で」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。ドン底から抜け出そうとした彼はなぜ“悪のカリスマ”・ジョーカーに変貌したのか?
あわせて、フェニックス、フィリップス監督のコメントも公開された。
■ホアキン・フェニックス
まずは、アーサーの明るい部分に興味を持ち、深く探ってみたいと思った。彼には、苦悩もありますが、喜びもあり、幸せを感じ、人との繋がりや、温かさ、愛を求めている人物。彼が、単に苦痛を抱えたキャラクターだとは思っていませんし、私は演じる上でキャラクターをそういう風に決めつけることは、絶対にしない。8カ月かけて探求したこのアーサーという人物を一言で語るのは難しいが、オファーを受けてからの数週間で感じた彼と撮影を終えるころに感じた彼とでは完全に異なっていた。
常に変化していて、役者人生で初めての経験だ。