『民衆の歌』ほか豪華な歌唱に期待高まる 現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』製作発表会見に総勢84名キャストが勢揃い
「前回はコロナ禍まっただ中で本来のスタイルではない稽古進行、公演自体も中止が何度かありお客さまに悲しい思いもさせてしまった。今回は全公演をまっとうし、お客さまに楽しんでもらえるよう頑張りたい」(木内)、「僕にとっての初めての『レ・ミゼラブル』、初めての帝国劇場。この劇場は、終わったら(来年には)解体されちゃうんですよね。それだったらもう思い切って、劇場をぶち壊す勢いで歌っていきたい」(小林)、「今回はアンジョルラスとアンサンブルの2枠やらせていただきます。自分としても未知数な部分がありますが、自分にできることを最大限にやって楽しんでいきたい」(岩橋)と話した。
最後にバルジャン役の吉原が「ひとりの人生の大河を演じるということは、精神的にも体力的にもエネルギーがいること。でも『レ・ミゼラブル』という作品は、最後に必ず浄化が待っている。神がいらっしゃって救っていただける、最後には幸福を得られるという役を僕は演じています。
(バルジャンのように)正しい人であろうと生きることは非常にしんどいのですが、たぶん生きていくということ自体がしんどいこと。最近、子どもが生まれたのですが、その子どもがオギャーと出てきた時、なんて辛そうに泣くんだろうと思ったんです。