2024年3月4日 12:00
鈴鹿央士、奥平大兼W主演。『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』という面白いタイトルのeスポーツ映画! 【おとなの映画ガイド】
そこでお互いに気づいているのに、誰も声をかけなかった。僕は『何それ』と思うと同時に、すごく『ぽいな』と思いました。彼らはお互いに踏み込まないんですよね。 それは優しさでもあったりして。そこが面白いと思ったので、否定せずに描き、その距離感も大切にしました」
もうひとつ素晴らしいのは、ゲームのシーンの映像。
「ロケットリーグ」はカーレースゲームとサッカーが融合したゲーム。プレイヤーは3対3で対戦。ジャンプや飛行ができる車“バトルカー”を操作し、相手チームのゴールに巨大なボールを叩きこむ。
本作は、「サクラ大戦シリーズ」などヒットゲームを多く手がけた広井王子が企画・プロデュースに参加している。さらに「ロケットリーグ」のエキスパートであるkokkenとWaveがゲーム監修と俳優への指導を担当、そのこだわりがハンパない。
プロダクションノートによれば、当初は、プレイする人物をメインにして撮影し、ゲーム画面を画角に入れ込む程度で考えていたが、「観客をゲームの世界に没入させたい」という古厩智之監督の意向で、フルスクリーンでゲーム画面を映すシーンを多用するなど、臨場感のある、凝りに凝ったものになった。