町田啓太がいつも健やかな理由「ネガティブになりがちだからこそ、ポジティブに考えるようにしている」
もしかしたら次にお会いするときは違う職業をやってるかもしれないですし(笑)。
――なるほど(笑)。
一生をかけて愛し続けるものか。何だろう。う〜ん。(と、また考え込む)
――こんなに答えにつまる町田さんを初めて見ました。
そう考えると難しいですね。好きなものはいろいろありますけど、一生をかけて……と考えると自分で苦しくなる人間なんです。
あ、でも作品を観ることはずっと好きだと思います。作品を観るといろんな感性や価値観にふれられて刺激を受ける。それはたぶん一生好きなんじゃないかなと思いますね。
――最近ビビッと来た作品はありますか。
アンドリュー・ガーフィールドさんの『tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!』という作品がありまして。これは、『RENT』というミュージカルを生み出したジョナサン・ラーソンという作曲家の自伝的ストーリーで。そんなミュージカル界における伝説の人の物語をミュージカル映画にするだけでハードルが高いのに、臆することなくチャレンジする制作者たちの勇気と挑戦心にまず揺さぶられました。しかも本当にやりきっているんですよ。
あそこまでやりきってくれると気持ちいいなと思いました。