2022年11月30日 07:00
上白石萌音×屋比久知奈、新演出版『ジェーン・エア』で2役交互上演に意気込み「受けて立ちましょう」
撮影:川野結李歌
『ダディ・ロング・レッグズ』『ナイツ・テイル―騎士物語―』を生み出した名コンビ、ジョン・ケアード(演出)×ポール・ゴードン(音楽)が1996年にカナダで初演し、日本でも松たか子主演により2度上演されているミュージカル『ジェーン・エア』。コンビ自ら手を加える新演出版で、上白石萌音と屋比久知奈がタイトルロール、およびその親友ヘレンの二役に交互で挑む。意外にもこの日が初対面となったふたりに、互いの印象や役替わりへの意気込みを聞いた。
ジョンからの挑戦「受けて立ちましょう」
――今日が“初めまして”とのことですが、舞台やテレビでお互いをご覧になった印象、共通のお知り合いから聞いているウワサなどあれば教えてください。
上白石屋比久さんは、「この人が演じてるんだったら観に行きたい」というお客様からの信頼、安心感を持ってらっしゃる方だと思います。それって舞台役者として、本当に喉から手が出るほどほしいもので。歌声は力強くて情感が豊かで、プラスめちゃくちゃ踊れて……もうなんか、「何ができないんですか?」って(笑)。今回のジェーンも、本当にぴったりですよね。私にいま一番足りていない“パワフルさ”を、屋比久さんから勉強させていただきたいです。