2019年4月26日 08:00
さらなる飛躍の予感! 木竜麻生「去年ですべての運を使い果たした(笑)。今年が勝負」
とにかく花菊を演じることに集中しました」
この難関のオーディションを見事勝ち抜き、木竜は花菊役に。瀬々監督は木竜を「いまどきあまりいない昭和っぽい顔だち。どこかあか抜けない泥臭さが花菊とリンクする」といった主旨で抜擢したことを明かしている。「よくおばあちゃんに『懐かしい顔だねぇ』と言われるんですよ(苦笑)。『菊とギロチン』のときも、上京して3年ぐらい経ってたんですけど、なんでこんなに私ってあか抜けないのか悩みだったんです。正直、コンプレックスでした。いまどきっぽい雰囲気のある子を見るとうらやましくて。でも、瀬々監督にそう言っていただいてからは、田舎っぽいところがあまり嫌じゃなくなったというか。
今は自分の個性だと思っています」
花菊役決定の報告を正式に受けた時は素直にうれしかったとのこと。だが同時にこんな感情もわいてきたと明かす。「これからとんでもない日々が始まることは容易に想像できたので。気を引き締めて、心して挑まないとと思いました」
その困難はクランクイン前、相撲の稽古を積み始めたときからすでに始まった。「私は2か月半ほど稽古を積んだんですけど、2回目に、倒れたら起きて、また相手にむかっていくことを繰り返す、ぶつかり稽古があって。