2021年11月2日 17:00
東京公演迫る! ロンドン発の新作舞台『ザ・ドクター』埼玉公演開幕後のキャストコメント&舞台写真が解禁
ロンドン発の新作舞台『ザ・ドクター』の東京公演が11月4日(木)からPARCO劇場で上演される。この度、本作より埼玉公演初日の開幕に際したスタッフ・キャストからのコメントと舞台写真が到着した。
物語はエリート医師・ルースの元へ、自ら妊娠中絶処置を行ったひとりの少女が運び込まれるところから始まる。生死をさまよう少女のもとへ「彼女の両親から臨終の典礼を頼まれた」と神父が現れるが、ルースは面会謝絶を理由に彼の入室を拒否。このことで、ルースは世間から激しいバッシングを受ける―。
信仰やジェンダー、階級格差、SNS問題という現代社会にはびこるテーマを取り扱いながらも、誰もが感じたことのあるような、人生の中の“生きづらさ”や“違和感”が描かれている。決して答えはひとつではないが、たくさんのヒントがそこにあるだろう。観終わったあとに、つい誰かと話し合いたくなるような作品となるはずだ。
演出を手掛ける栗山民也は戯曲を一読して「最先端の医療現場ですら改善されていない構造的な歪み、歴史認識やジェンダー、人権をめぐる問題までが絡み合い、自分たちで築いてきた社会の仕組みに縛られ、喘ぐ人間の姿が生々しく浮かび上がる。