2024年2月15日 12:00
賀来賢人が大切にしている仕事のポリシー「ワクワクすることしかやらない」
そういうのがきっかけで。何を作るかな、となったとき、原案の村尾(嘉昭)さんと今井(隆文)さんと話をしていくうちに、忍者がやりたいって僕が言ったんです。
――なぜまた忍者を。
たまたま家族で忍者村に行ったんです(笑)。キラキラした顔でうちの子どもが楽しんでたんですよね。
と、同時に、海外からの観光客の方が一番楽しんでいるんです。ここまで熱狂させるカルチャーがあるのに、日本は活かしきれていないな、というのは正直感じていて。素晴らしい日本の武器をこの現代に出してもいいんじゃないかな、と思ったんです。
それとは別で、もともと家族の話が作りたかったので、忍者と組み合わせたらどうか、というところがきっかけですね。
――ある程度の枠組みができるまでに、悩まれたところはありました?
やっぱり現代に忍者がいるとなると、スパイものになっちゃうんですよ。でも、忍者はスパイではない。ガジェットを新しくして、だとかやっていると忍者の良さがどんどん消えていってしまうんですよね。だから、忍者らしく、あるべき姿はなんだろう、ということを常に模索していましたし、撮影しながらも忍者は忍者、スパイはスパイ、ということも常に確認しながらやっていた記憶があります。