くらし情報『中川大志が語る舞台と芝居にかける想い―『鎌倉殿の13人』を経て挑む舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』』

2022年10月13日 18:30

中川大志が語る舞台と芝居にかける想い―『鎌倉殿の13人』を経て挑む舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』

――中川さんは今回、醜い風貌と不遇な宿命を背負った鳴尾定と、美貌を手に入れた定が、スターへと昇りつめていく桜木輝彦というふたりの男を演じます。それぞれどういった人物として捉えていますか?

そもそも定と桜木は同じひとりの人間ですから、僕の中では、二役を演じるというイメージではないですね。定は大きな芸能一族に生まれながらも、そこから排除されてきた人間。暗く、冷たい、閉じ込められた時間が長かった男なので、そういった幼少期からの経験や記憶というのは、きっと潜在的に刻まれているものがあるんじゃないかなと。人との距離感であったり、定自身、自覚していないところで無意識に反応してしまうようなことが。そんな定が、姿かたちを変え、スター歌手として成り上がっていく、それが桜木輝彦だと思います。
中川大志が語る舞台と芝居にかける想い―『鎌倉殿の13人』を経て挑む舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』

中川大志が語る舞台と芝居にかける想い―『鎌倉殿の13人』を経て挑む舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』

強く影響を及ぼし合う“光”と“闇”

――定と桜木は真逆の人物ですね。

僕はこの作品の大きな軸になっているのが、表舞台である“光”と裏の世界である“闇”だと思っています。そしてこのふたつは、反するように見えてお互い強く影響を及ぼし合っている。劇中に「表をきれいにすればするほど、裏も汚さなくちゃいけない」という台詞があるのですが、これこそ僕は本作のテーマをよく表していると思っていて。

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