くらし情報『それぞれ違う景色を見せた2Days BUCK-TICK35周年記念ライブ『THE PARADE』オフィシャルレポート』

2022年9月27日 15:30

それぞれ違う景色を見せた2Days BUCK-TICK35周年記念ライブ『THE PARADE』オフィシャルレポート

ヘヴィネスな「惡の華」の後、「35年前デビューした時のアルバムから懐かしい曲を聴いてください」と、バラードナンバー「ILLUSION」へ。今作がこの2日間で演奏された曲の中では一番古い楽曲で、思い出をなぞるような歌詞と相まって郷愁を誘う。Wアンコールでは、儚さと力強さを併せ持つレクイエム「恋」をしなやかに聴かせた後、宇宙広がるステージで「夢見る宇宙」を披露。そして大ラスは「Solaris」。マクロの世界である宇宙と、ミクロの世界であるヒトの細胞。その繋がりを感じさせるような感動的な映像に乗せた、楽器陣が描く美しいサウンドスケープと、櫻井によるうっとりするようなファルセットが、大きな余韻を残した。

それぞれ違う景色を見せた2Days BUCK-TICK35周年記念ライブ『THE PARADE』オフィシャルレポート

35周年を迎えたBUCK-TICKのこれから

ストレートなロックチューン「エリーゼのために」でオープニングから一体感を生んだ2日目は、1日目よりも歌も演奏も肩の力が抜け、リラックスしているように見えた。櫻井のゆらゆらと綱を渡るようなパフォーマンスで浮遊感を表現した「Tight Rope」や、ずっしりとしたベースリフにギターの硬質なカッティングが映える「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」

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