2022年5月27日 17:00
【小野塚勇人(劇団EXILE)】「苦手なことに目を背けるのは嫌」ミュージカル『シデレウス』インタビュー
とか「俺は違うと思うから、覆します」と言える人も稀にいる。そういう人たちが天才だと思うんです。
現代でもそうですけど、彼らに対する批判は多いですし、ケプラーの時代だとさらに宗教的な背景もあって、自らの信念を貫き通すことが命に関わることだってある。
──それでも志を曲げずに突き進むのが、ガリレオとケプラーです。
小野塚純粋に真実を求めて「絶対にこっちの方が正しいんだ」と証明しようとする。そこに打ち込むエネルギーが、役を演じるうえでの取っかかりになりそうな気がしています。
傍から見たら天才って変わっていると思うんですが、“変わり者”を演じるというよりも“自分の信じることに熱量を注いで、まっすぐ突き進んでいる人”という感じですかね。そこを意識して演じたら、自ずと本作の意図にも結びつくと思います。
──小野塚さんご自身の中には、そういったケプラーに通ずるものはありますか?
小野塚薄れていってますね(苦笑)。「まあいいか」と思うこともあるし……でも、「これだけは絶対に違うよな」と思うこともあります。
例えば「とりあえずやってみましょう」と言われたときに「“とりあえず”ってなんですか?」