2022年5月27日 17:00
【小野塚勇人(劇団EXILE)】「苦手なことに目を背けるのは嫌」ミュージカル『シデレウス』インタビュー
サッカーから逃げてしまった自分だから、次は辞めずに逃げずに、納得いくまで続けたいと思って……何度も事務所のオーディションに落ちましたが、それでもギリギリでなんとか所属が決まって、今俳優として10年近く続けることができているのも、あのとき反対されたのがきっかけだったと思っています。
キャラクターとして生き、音色としてセリフを届けるミュージカル俳優のすごさ”
──小野塚さんは以前「これまでミュージカルに対して苦手意識を抱いていた」とおっしゃっていましたが、2021年に『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』で初めてミュージカルに出演されましたね。
小野塚当たり前にできていたことがコロナ禍でできなくなったときに、「苦手意識を持っているものに、このまま目を背けていくのは嫌だな」と思ったんです。
自分が勝手に苦手意識を持っているだけかもしれないし、実際にやってみないと分からないだろうと挑戦したのが『INTERVIEW』でした。
出演したことでミュージカルに対する意識は確実に変わりましたし、作品を観に行くようにもなりました。
──ミュージカルを観る視点も変わった?
小野塚それは多分にあります。