くらし情報『『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く』

2022年1月20日 18:00

『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く

では、スカラベをあしらったブローチのほか、本物の甲虫のタマムシの羽を大量に使ったヤン・ファーブルのカラーなど動植物をモチーフにしたドレスなどを紹介し、人類が最初に身に着けたと考えられる自然物と奇想との関係に思いを馳せる。

人類は、その歴史のなかで美しさを追求するあまり、ときには身体に無理をかけて理想の形に近づけていくこともあった。続く第2章「歴史にみる奇想のモード」では、極端にウエストの細いコルセットや、足を著しく変形させる纏足靴など、美のために人間の形状とかけはなれてしまった衣服や靴を紹介するほか、当時の着せかえ人形や資料を紹介する。

『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く

コルセット1888年頃
『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く

纏足靴19世紀末〜20世紀初頭
当人が亡くなっても、その形を留めつづける髪の毛に、不思議な力を感じる人達は少なくない。第3章「髪(ヘアー)へと向かう、狂気の愛」では、遺髪を入れて肌身離さず持ち歩くために作られたモーニングジュエリーや、髪の毛を使ったドレスなどを展示する。
『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く

左:永澤陽一ボディ・アクセサリー(2004年秋冬)右:マルタン・マルジェラ ドレス(2004年秋冬)
『奇想のモード』展、東京都庭園美術館にて開幕 シュルレアリスムとモードの共鳴を「奇想」をキーワードに紐解く

ヘルベルト・ロイビンパンテーン社ポスター1945年
そして1920年代、シュルレアリスムが生まれ、モードの世界にも影響が及ぶ。

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