今秋、6年ぶりの日本公演でドラマティックバレエの傑作『椿姫』『オネーギン』を上演 シュツットガルト・バレエ団記者会見
(photo Shoko Matsuhashi)
プリンシパルとしての意気込みについて尋ねられたブラウンは「もちろん、野心はあります。『オネーギン』『椿姫』を踊れること、バレエ団の一員となれたことは本当に光栄で、ダンサーとして、アーティストとして、人間として成長し続けたい」。新プリンシパルとなるフィゲレドも、「タマシュには、信頼し、サポートしてくださることへの感謝を伝えたい。それは特別なことだと思いますし、努力を続けるためのモチベーションを高めてくれます。『オネーギン』で踊るレンスキーは、感情のジェットコースターのような人物で、大好きな役柄。心から演じ、表現したいと思います」。
オネーギン役について、フォーゲルから印象的な発言も。「計画はするけれど、計画できないこともある。
重要なのは、その役を生きること。同じように繰り返すことはできません。毎回違うので、飽きることはないんです。それは対話であり、パートナーや他のキャラクターを通して生まれるものがある。ひとりだけでできるものではなく、集団でつくりあげていくものなんです」。
ほかにも、コロナ禍での活動、若い振付家たちの育成についてなどさまざまな話題が飛び出した。