今秋、6年ぶりの日本公演でドラマティックバレエの傑作『椿姫』『オネーギン』を上演 シュツットガルト・バレエ団記者会見
尊敬すべき素晴らしいダンサーたちと一緒に踊ることができて、とても光栄です」と目を輝かせる。フィゲレドも、「11月にフルカンパニーで、素晴らしいアーティストたちと一緒に再来日できることをとても楽しみにしています」と、控えめながらしっかりとした言葉で思いを述べた。
マッケンジー・ブラウン(photo Shoko Matsuhashi)
ガブリエル・フィゲレド(photo Shoko Matsuhashi)
ふたりの天才、クランコとノイマイヤーの偉業
その後の質疑応答、クランコとノイマイヤーのスタイルの違いや面白さについて質問が寄せられると、「クランコとノイマイヤーは、とても違うようで、ある意味で似ています」と答えたのはフォーゲル。「ふたりとも、動きを通して感情を伝える天才。複雑な物語でも動きで伝え、そこには言葉以上に強く心に訴えるものがある」。またバデネスは、「ふたりとも偉大なストーリーテラー。カンパニーには歴史、関わってきた人々がいるので、私たちはクランコのヴィジョンについて知ることができ、彼のバレエを日々進化させることができる。『椿姫』については、ノイマイヤーが一緒に来てくださいますが、彼は一人ひとりの踊り手のことをよく考え、常に変化させ、舞台はいつも違ったものになるのです」。