くらし情報『『アール・ブリュット2023巡回展』渋谷公園通りギャラリーで開催中 “ものがたり”をテーマに独創性あふれる7名を紹介』

2023年11月17日 12:00

『アール・ブリュット2023巡回展』渋谷公園通りギャラリーで開催中 “ものがたり”をテーマに独創性あふれる7名を紹介

と過ごす楽しい日常のひとコマだ。

『アール・ブリュット2023巡回展』渋谷公園通りギャラリーで開催中 “ものがたり”をテーマに独創性あふれる7名を紹介

展示風景より山﨑健一の作品
2015年に逝去した山﨑健一は、入院中の病室で方眼紙にコンパスや定規を使って、設計図のような幾何学的なモチーフを精緻に描き3000点あまりの作品を残した。高度成長期の東京で、建築現場で働いていた経験をもつ山﨑が、後年、病床で何を想いこれらの作品を描き続けていたのか。工業的なモチーフのなかに故郷新潟の田畑を思わせる植物などが描かれているのも興味深い。


『アール・ブリュット2023巡回展』渋谷公園通りギャラリーで開催中 “ものがたり”をテーマに独創性あふれる7名を紹介

展示風景よりhideki《北仙台駅》(2023)
廃材やボンドなどを使った緻密な街のジオラマ作品《北仙台駅》は、hidekiが約9年の歳月をかけて自宅で作り上げた作品だ。タイトルの「北仙台駅」は実在の駅だが、作家本人はそこに行ったことはなく、ネットで調べたり想像しながらビルや電柱、信号機、電線などがひしめく架空の風景を作り出した。最初の完成当時は現在の倍の大きさだった《北仙台駅》だが、現在は半分に分割され、残りの半分は自宅でさらに手を加え続けているという。

『アール・ブリュット2023巡回展』渋谷公園通りギャラリーで開催中 “ものがたり”をテーマに独創性あふれる7名を紹介

展示風景より富永武の作品
ビールの空き缶を使いフリーハンドで作ったからくり人形の数々は、60代半ば頃から日雇い労働者の町として知られる大阪・西成区の釜ヶ崎で生活するようになったという富永武の作品。

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