2021年7月13日 18:00
東京都心・北東エリアの街なかでアート散策を楽しもう! 「東京ビエンナーレ2020/2021」9月5日(日)まで開催中
回廊の中央に透明度の高いガラスを置き、日々変わっていく様々な光を集め、分散させている。
宮永愛子《ひかりのことづけ》
宮永愛子《ひかりのことづけ》
また、聖堂に置かれた水鉢には、讃岐地方を語源とする、1500万年前の石、サヌカイトを設置。水滴を受けると澄んだ音を奏でるサヌカイトに注意を向けていると、それまで気にも留めていなかった車や風、人々の声など街の音も聞こえてくる。
宮永愛子《ひかりのことづけ》
神田須田町の西側は戦災での焼失を逃れ、看板建築が残ったエリアだ。古着を扱う老舗として知られていた海老原商店は1928年の竣工。この看板建築の建物をまるごと作品にしたのが西尾美也の《着がえる家》だ。
西尾美也《着がえる家》
西尾美也《着がえる家》
建物内には、装うこととコミュニケーションをテーマに展示が行われている。また《着がえる家》では、会期中に洗濯物を持ち寄り、洗うワークショップが実施される予定だ。
蔵前の寺院「長応院」の敷地内にある瞑想空間「空蓮房」では、内藤礼《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》が展示されている。東京大空襲の犠牲者のために、内藤は彫刻「ひと」