伊藤蘭、新たなステージへの幕開けとなったプレミアム・ライブ『Don’t Stop The Music!』【オフィシャルレポート】
「その犠牲になった曲は、(吉田)拓郎さんの2曲です(笑)」
ということで、ロック・テイストにアレンジされた「アン・ドゥ・トロワ」と、ブギのリズムを取り入れた「やさしい悪魔」を歌い、ここからはバンド紹介に続いて恒例のキャンディーズ・ゾーン。
バックを支えるのは、佐藤準(音楽監督・key)、土方隆行(g)、笹井BJ克彦(b)、そうる透(ds)、notch(per)、竹野昌邦(sax)、二宮孝裕(tp)、渡部沙智子(cho)、高柳千野(cho)と、強靭なサウンドを生み出す凄腕メンバーたちが今回も集結。これに続き50周年コンサートのエピソードを語り、「春一番」をスタートにキャンディーズ・ナンバーが次々と放たれる。
お待ちかねの紙テープタイムは、12曲目「哀愁のシンフォニー」。この曲はキャンディーズ時代のステージで、サビの箇所で一斉に紙テープが投げられることでも有名な曲。キャンディーズの解散から数年後、日本のライブ会場で紙テープ投げは禁止となってしまったため、当時を知るファンにとっても、また伊藤自身にとっても久しぶりに見る光景だろう。イメージカラーである赤のテープが大量に乱舞する圧巻のステージとなった。