伊藤蘭、新たなステージへの幕開けとなったプレミアム・ライブ『Don’t Stop The Music!』【オフィシャルレポート】
ここで20分の休憩を挟み、後半戦はネイビーブルーのエアリーなドレスに着替えた伊藤が再び登場し「愛と同じくらい孤独」からスタート。今回のライブでは、これまで後半に配されていたキャンディーズ・ナンバーが中盤に置かれ、前後をソロナンバーで固めたセットリストとなっている。すでに3枚のアルバムを発表してきた伊藤にとって、51年目からはソロ・シンガー伊藤蘭の魅力を観客に伝えていきたい、そんな思いがあるのだろう。トータス松本と奥田民生の共作「春になったら」や、シティポップ風のサウンドが話題を呼び、アナログシングルも発売された「Shibuya Sta. Drivin’ Night」を歌い終えた伊藤は、8月にリリースされる安部純作詞・作曲による新曲「風にのって〜Over the Moon」を一足早く初披露した。昨年発売された初のエッセイ『Over the Moon〜わたしの人生の小さな物語』と同じタイトルが冠されており、新たな気持ちでこれからの歌手活動を継続していこうという伊藤の思いが詰まったナンバーでもある。そしてラストは近年のライブには欠かせない「美しき日々」で幕を閉じた。
鳴り止まぬアンコールの声に応えて、伊藤はシアーなブラックトレンチコートにコンサートTシャツで再登場。