2022年10月24日 19:40
89件の国宝を一挙公開!「刀剣の間」も『国宝 東京国立博物館のすべて』開幕
※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)
そして、第一部を締めくくるのが、「刀剣」の展示室だ。東京国立博物館で所蔵する国宝の刀剣、19件を一挙に公開する刀剣ファンにはたまらない空間。刃文や地鉄をしっかり鑑賞できるよう、照明や展示ケースにも工夫を凝らしている。展示替はなく、通期で鑑賞できるのも嬉しい。
展示風景 「刀剣」展示室
国宝三条宗近《太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)》平安時代(10〜12世紀)
第2章では、東博150年の歩みを紹介
つづく第2部「東京国立博物館の150年」では、東博がどのような150年を歩んでいったのかを追っていく。
1872年、150年前に湯島聖堂で開催された博覧会では、名古屋城の金の鯱などを展示。20日間の会期で15万人もの観覧者が博覧会を訪れたという。
展示風景より。中央は名古屋城金鯱(レプリカ)
明治19年(1886)、博物館は宮内庁の所管となり、「帝室博物館」となった。鳳輦(ほうれん)は天皇が行幸する際に利用する輿型の乗り物。明治天皇が東京への行幸に際して用いられたものだ。
展示風景より中央は《鳳輦》江戸時代 19世紀
帝室美術館時代、東京国立博物館は自然史資料も展示していた。