キュウソ、サンボ、Dragon Ashらが東京ガーデンシアターで競演! 『ビクターロック祭り2024』オフィシャルレポート
と先輩THE BAWDIESからの影響も感じられる言葉とともにコール&レスポンスへ繋げると、「カウンターアクション」に突入だ。ギターが主役のアッパーチューンで、ギタリストである牧と柳沢は向かい合って楽器を掻き鳴らしたり、ひとつのマイクを共有しながら歌ったりしている。その裏ではギター組に負けじとプリティと井上も鳴らしまくり、セイヤが一音入魂のドラミングでバンドにブーストをかけている。その熱狂を絶やさず、シームレスに「来来来」へ。超クールな展開だ。
「最後に、このビクターとともに最初に作った、ロックンロールの魔法をかけて帰りたいと思います」と、ラストにはメジャーデビュー曲「マジック」が演奏された。ビクターとバニラズの10年の歩みを祝うとともに、同じくロックに魅了されている観客と想いを共有する晴れやかなエンディング。気持ちのよい余韻の中、『ビクターロック祭り2024』は残すところ3アクトとなった。
Text:蜂須賀ちなみ
サンボマスター
「ヤーレンズ、サンボマスター、トム・ブラウンって、おかしいですよ、『ビクターロック祭り』」と、疑問を呈したりしつつ、本ネタでしっかり爆笑をとったヤーレンズの漫才の次は、そう、サンボマスターだ。