2023年9月29日 18:15
コロナ禍での延期から全員続投で開幕 タカハ劇団 『ヒトラーを画家にする話』高羽彩コメント&舞台写真到着
撮影:塚田史香
2022年7月にコロナウイルスの影響で延期となっていた高羽彩主宰タカハ劇団の公演『ヒトラーを画家にする話』が、9月28日(木) 東京芸術劇場シアターイーストにて開幕した。
今作は、1908年のドイツへタイムスリップした現代の日本の美大生が、芸術家を目指す若かりし頃のアドルフ・ヒトラーと出会うストーリー。ヒトラーを画家にして過去を変えるべきか否か葛藤する学生の姿を描き、世間における芸術の価値を問う。才能の有無の残酷さを抉り出す痛快な社会派劇でありながら、若者たちが時間と国境を越えるひと夏の青春を体当たりで描く群像劇だ。
美大生を演じるのは、舞台『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』(作・演出:蓬莱竜太)での好演が記憶に新しい名村辰、映画『法廷遊戯』(監督:深川栄洋)や数々のドラマ、CMに出演中の芳村宗治郎、ミュージカル『ダーウィン・ヤング』(潤色・演出:末満健一)で主演を務めた渡邉蒼、アドルフ・ヒトラーにはNHK連続テレビ小説『らんまん』に出演した犬飼直紀、実在したヒトラーの親友クビツェクに『王様戦隊キングオージャー』や話題のドラマに多数出演中の川野快晴、ヒトラーとともに美術アカデミー受験に挑むユダヤ人の青年に、舞台『ラビット・ホール』(演出:藤田俊太郎)