シド『承認欲求』インタビュー 「16年の色濃い歴史を乗せて、新しい扉を開く」
というのも、自分たちだけじゃなくてファンのみんなも思ってるっていうバンドっていうところでいうと、16年という時間を長いって捉えれば長いんですけど、俺は短いなって思っていて。16年でこんなものを作れたバンドってなかなかいないんじゃないかなと思って。それは大切にしながら頑張っていきたいですね。
——2003年からって考えると、時間的にはやっぱり長いなって思うんですけど、短く感じるんですね。
マオそういう色濃いものを作る期間としてはすごく短い。短い時間でやれたのは、すごく幸せだなって思いますね。
明希今マオくんが言った言葉が一番しっくりくるなって聞きながら思いました。音楽的には、だんだん年月を重ねていくと、「やっぱりこれが好き」ってなっていくと思うんですけど。
そういう中に、もっともっと欲しいとか、もっともっといろんな音楽を知りたいとか、表現してみたいという欲求というのは尽きない4人だと思うので。自分の色がもっともっとこの先濃くなっていくと思うんですよ。その中でやっぱり、さっき言った変わらない部分と、変わっていく、進化していく部分がこのバンドにはたくさんあると思うから。そういうところをこれからも大事にして、この先もやっていけるだろうなという、ある種の確信はありますね。