2023年2月27日 11:45
Dragon Ash、“新章”の幕開けを告げる25周年スペシャルライヴのオフィシャルレポート到着
演奏に支障が出るぐらい感情がたかぶってしまいました」
櫻井誠
今やライブモンスターと呼ばれるDragon Ash。しかし、Kj、櫻井誠、IKÜZÖNE(馬場育三)の3人組としてデビューした頃は、思うように集客が望めないこともあった。だからこそ、彼らのモチベーションはいつだって、観客と共に作り上げるライブという熱狂だった。
「Let yourself go, let myself go」のスクラッチ音で記憶が1999年に引き戻された直後、「SBKー!」というKjの声を合図にステージに盟友、スケボーキングの2MCが登場し、ラテン×エレクトロなパーティーチューン「Episode 4」がスタート。ステージを縦横無尽に動き回るハイトーンVO、SHIGEOとローVOのSHUN、そしてKj。節目の祝宴にふさわしい3MCの賑やかなマイクパスと力強いバンドサウンドが絡み合う様子に場内も大熱狂だ。
冒頭のギターの1ストロークだけでフロアから歓声が上がったのは、ラウドな攻撃性だけでなく、繊細でピースフルな側面もDragon Ashの魅力だと広く知らしめた名曲「静かな日々の階段を」。マイクだけを手にしたKjが語りかけるように歌うその曲はやがて、盟友、PES作曲のRIP SLYMEの名曲「One」