くらし情報『新国立劇場が放つ、こどもも楽しめるバレエ『人魚姫』。米沢唯、速水渉悟、奥村康祐が世界初演への思いを明かす』

新国立劇場が放つ、こどもも楽しめるバレエ『人魚姫』。米沢唯、速水渉悟、奥村康祐が世界初演への思いを明かす

と、米沢から絶賛の声が。

奥村ぜひ、楽しみにしていただきたいですね(笑)。実は、2年ほど前の上演した『シンデレラ』(アシュトン振付)の公演の時に、貝川さんに「次、『人魚姫』の“魔女”、お願いね」と言われたんです。それも舞台袖で!僕はシンデレラの義理の姉を演じていて、貝川さんは父親役。姉の役を演じている僕を見て、「あ、見つけた!」と思われたのかもしれません(笑)。

深海の女王の存在感と、ふたつのパ・ド・ドゥ

奥村演じる深海の女王は、タコという設定。“魔女”としてのおどろおどろしい雰囲気をたたえる一方で、ちょっとおちゃめでコミカルな面も。

新国立劇場が放つ、こどもも楽しめるバレエ『人魚姫』。米沢唯、速水渉悟、奥村康祐が世界初演への思いを明かす

奥村康祐(中心)、小野寺雄(右)、宇賀大将(左)
奥村美しいけれどどこか不気味、というところを出すために、男性に演じさせたかったのかなと思っています。
初めは悪役と設定して取り組んでいましたが、次第に人魚姫に寄り添うような役柄に。お母さんみたいなところもあります。貝川さんのイメージの中では多分、女王は人魚姫を海の世界の仲間として見ていて、人間界のことをあまりよく思っていない。だから人魚姫を陸に上げたくない。年齢は明確ではないけれど、美魔女のイメージです(笑)。

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