新国立劇場が放つ、こどもも楽しめるバレエ『人魚姫』。米沢唯、速水渉悟、奥村康祐が世界初演への思いを明かす
米沢康祐さんが出てくるとコメディに(笑)。
奥村いや、でもそれは必要でしょう(笑)!ずっと悲劇ばかりではしんどすぎます。
米沢「こどものための」、ということはあまり気にしていませんが、より厳しさが求められると思います。子どもたちは先入観のない、色眼鏡のない状態で観ると思うので。
速水料金は低めに設定、公演数も多いので、新しいお客さまもたくさん来てくださると思います。そんな方々にもしっかり伝わるように努めたいですし、次もまた公演に来ていただけるような踊りをしたいですね。
奥村子どもたちは前情報がないまま観ることが多いですから、伝えるべきことをはっきりさせないと、何がなんだかわからない、ということになってしまう。より明確に伝わるように、と心がけています。
客席に子どもたちがたくさんいると幸せな気持ちになるんです。『くるみ割り人形』も子どもたちが多いので、自分の子ども時代を思い出すような気分になる。皆が楽しんでくれたら、モチベーションアップに繋がります。
左から)奥村康祐、貝川鐵
米沢全力を尽くして、いい舞台にしたいですね。
奥村夏ですからぜひ、海の世界の涼しげな雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。